2011年01月16日

家事も高血圧に影響するようで

 仕事のストレスで血圧が上がることは、皆さんもご経験あるかと思います。うちの患者さんにも会社内での血圧と自宅での血圧を測定してもらったら、結構な開きが出ていました。

 だけど、自宅で家事をやっている人も同様に血圧が上がるリスクがあることを、米国ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)の研究チームが発表しています。

 研究では113人の職業を持っている男女に参加してもらい、毎日様々な家事をこなしてもらいながら定期的に血圧を測定し、3週間後に1日の血圧の変化を記録します。その結果、家事を多くこなしている女性に、高血圧になる可能性が高くなる傾向がみられたということです。

 ただ、興味深いのは家事そのもので血圧が上がるのではなく、どのように用事を片付けるかと段取りを考える段階で、血圧が上がる傾向にあるようです。

 このうち、血圧があがる傾向が強かったのが掃除や料理、買い物などの日常家事で、血圧の収縮期圧平均が4.4mmHg増加、さらに家族の世話をしているときも、同様に2.64mmHg増加したとのこと。ところが、子供の世話をしているときは、血圧にはほとんど影響が見られなかったという興味深い結果も出ているみたいです。
 
 一方で、ペットの世話に関しては、女性は比較的受け入れやすい傾向にあるのに、男性はストレスを感じる傾向があるとか。そのほか、家計の財テクを考えたりしているときも、血圧が上がる傾向にあるようです。

 家に戻って、家事がどっさりあったりすると、血圧に悪影響だし、心臓病のリスクも高まるわけで、世の中の男性も、奥さんの健康のためにも家事分担に協力すべきということですよね。

 確かに、我が家でも妻は毎日、一日の段取りに苦悩しておりました。。。。
posted by 藤田 康介 at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2011年01月14日

不眠症と有酸素運動

 中医学的には、冬は夏よりも睡眠時間を多めにとり、体を休めて陰を養うことが大切ですが、この時期、意外と睡眠が良くないとおっしゃる患者さんが少なくありません。不眠症のため、西洋医学の病院で睡眠導入剤などの薬物に頼っている患者さんのお話もよく聞きます。

 中医学では、ストレスも含めた情緒の問題や、疲労・虚弱体質などの問題から、五臓六腑の心・腎・脾・肝などの不調と関係があると考えます。
 また、私も最近、季節的な関係か体の陰が不足して、腎と心が交わらないいわゆる「心腎不交」の症状を訴える症例も見かけました。このパターンでは、動機やイライラ感(モヤモヤ感)が募り、眠りに入れないといった状態になります。心の火が強すぎて、腎の水が不足してしまうわけです。

 そこでいろいろ調べていたら、興味深い研究データがありました。

 米国、Northwestern Universityでの研究ですが、23-55歳で睡眠状態の良くない人を対象に実験を行いました。一つのグループは、毎週4回、1回40分の運動を行い、もう一方のグループでは運動を行わずに料理講座を受講させました。そして、帰宅後毎日決まった時間に睡眠をとるようにし、眠れないときは無理にベッドに入らなくても良いとしました。

 16周後、運動をしたグループは睡眠状況が改善され、うつ病の症状も改善されました。しかし、もう一つのグループの睡眠状態は変化が見られなかったということです。

 しかし、研究グループでは、運動する時間は睡眠前1時間には行わず、できることなら昼間するようにということです。一般に、「1時間多めに寝るよりも、1時間早く起きて体を動かそう」と言われますが、まさにそういうことですね。

 ちなみに、シカゴ大学の研究では、睡眠時間を増やすことは、ダイエットに効果があるということです。また、寝ることにより空腹感も改善されると言うことです。寝不足では、お腹が余計に減ってしまい、さらに多くのカロリーを必要とするということです。

 睡眠時間には当然個人差がありますが、できることなら体をしっかりと休めてあげたいところです。

 ちなみに、心腎不交のパターンでは、交泰丸と呼ばれる処方が有名です。主成分は黄連と肉桂。そのほか、天王補心丹なども有名です。小さな処方ですが、大きな力を発揮することも。
posted by 藤田 康介 at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2011年01月08日

1日30分歩くことと大腸癌のリスク

 近年、ディスクワークをする人が多く、単純に「歩く」と言うことでさえなかなか難しくなってきていました。
 上海では、とくに会社と家を車の送り迎えで往復している人も多いため、実際の運動量をいろいろ聞いてみると、1日に歩く量がたった3000歩というようなこともありました。坐っている時間が長ければ長いほど、寿命が縮まってくるといった研究結果も読んだことがあります。

 今回見つけた論文では、アメリカ・ワシントン大学の研究で、毎日30分歩くだけでも、歩かない人と比較して大腸癌による死亡リスクを低減し、大腸癌だけでなく心臓病や糖尿病のリスクも低減できるということでした。また、仮に癌が発見されても、歩くことを含めた体の鍛練を続けると、癌の再発リスクを下げることができるということでした。

 この研究では、約15万人の男女が参加していて、1982年〜1997年に体を鍛えた状況を記録し、1998年〜2006年にかけて大腸癌による死亡率を調べました。その結果、毎日4時間マラソンやフイットネスなどの運動を続けていることが様々な疾患に罹患するリスクを下げ、さらに大腸癌による死亡率を最も下げることができるということです。また、運動することで大腸癌の発病も、10年あまり遅らせることが可能だとしています。

 毎日4時間の運動というのは、上海にいて仕事に励む人たちではかなり難しいかもしれません。しかし、毎日30分となれば実現不可能ではありません。30分だけ歩くことを続けるだけでも、様々な疾患に罹患するリスクを下げることが可能だという結論になっています。

 決して今からでも遅くありません。今日から運動を少しずつ始めたらいいのです。

 中医学や漢方をやっていた昔の医学者たちも、現代生活がこんなにも体を動かさないものだったとは、想像もつかなかったことでしょう。今の30分が、将来の何時間という時間を節約してくれるのかもしれません。

 私もがんばります!
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2011年01月07日

痩せていても安心できない高脂血症とメタボの問題

 上海はすっかり車社会になり、下手すると家から職場まで車、職場ではディスクワーク、職場から家まで車というパターンも見受けられます。よほど意識しない限り、歩くこともないし、ましてやジムなどで運動することも「時間がない」の一言で片付けられてしまいます。特に、中国で生活する場合、食生活に対する注意がより一層必要です。油っぽいし、量は多いし、塩辛いものも多い。さらに、宴会などでのお酒の飲み方も決していいものではありません。

 その結果、お腹が出てきて、悪玉コレステロールや中性脂肪が上昇して、心臓病や脂肪肝などのリスクが上昇する云々の話になりますが、お腹が出ていない人でも、運動をしなければ同様にコレステロールの値が上がってしまい、心臓病や動脈硬化のリスクが高くなってしまうということが分かっています。

 これは、イギリス・エセックス大学(The University of Essex)の研究で、痩せている人も運動を続けなければ、総コレステロール(TG)と悪玉コレステロール(LDL−C)が上昇してしまう傾向になるということです。

 この研究では、110人の男性を痩せていても毎週3回有酸素運動をしている36人、痩せていて運動しない46人、太っていても運動する習慣のない28人に分けて観察しました。

 その結果、体重も身長も痩せている2つのグループでは統計学的意義はなかったものの、運動しないグループのほうが、運動をしたグループよりも総コレステロールや悪玉コレステロールが高く、脂肪量に関しては太っている人の方が多くても、運動をしていなければ血液中のコレステロールの量は痩せていても太っていても同様に高くなって、心臓病や動脈硬化のリスクが高まるということでした。

 そのためにはまず食べる量や質をコントロールすることが必要です。中医学や漢方の薬膳など体に良いものでも、量を取りすぎてしまえばナンセスです。さらに、中華料理では、高温の油で揚げたり炒めたりするものも多く、トランス型不飽和脂肪酸を摂取しやすくなります。

 そのためにも、可溶性食物繊維(soluble fiber )を含む成分の食べ物を摂取し、野菜や果物、穀物、豆類が大切なのです。
posted by 藤田 康介 at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年12月18日

中医学的冬の水分補給法

 冬になってくると、空気が乾燥してくるのですが、水分の補給も意外と疎かになってしまったりします。患者さんの話を聞いていても、結構両極端で、全く水分摂取に注意しないという人も少なくないのですが、少なくとも1日のうち3回は注意して水分を摂取してほしいものです。

 まず、1杯目は朝起きたときの水。これには、腸を潤す働きがあります。頑固な便秘の場合には、黒酢を使うと効果的です。

 2杯目は午後5時頃のお水。バタバタして忘れそうになるかもしれませんが、これには腎の陰を補う働きがあると言われています。乾燥している冬場だからこそ、陰の保護には力を入れたいところ。そして、3杯目の水は夜9時頃がいいといわれています。これは心の陰を補う働きがあります。

 水は冷たいものではなく、多少温めたものがいいです。

 それと、夜寝るときは寒いからと言って服を着すぎないこと。衣類を着すぎると、血液の循環が阻害され、皮膚表面からの呼吸もうまく行かなくなります。
posted by 藤田 康介 at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年12月11日

『大雪』後の中医学的養生

 12月にはいって、こちらのブログも毎日更新のつもりががんばっていても、週末になると中医クリニックでの診察が忙しくなり、家に戻るとバタン・キューで、ブログを書く気力もなくなってしまうのですが、今日はがんばって穴埋めします。

 さて、2010年の12月7日は暦の上で「大雪」、すなわち旧暦の11月2日になります。この時期を中心に、中国の北方エリアでは本格的に雪になるのですが、今年もまさしくその通りになりましたね。これから冬至にかけて、ますます寒さが本格化してきます。

 冬は中医学の陰陽学説で言うと、まさしく陰の季節です。また、植物を初めとして、自然界全体が「虚」の状態になるため、補うことが必要です。植物の葉っぱが落ちてしまうのも、そういった自然現象の一つですね。

 寒さが気になる時期ですから、我々はどちらかというと、暖かいもの、すなわち陽気を補うものを食べがちですが、これも結構個人差があったりするので注意が必要です。例えば、四肢が冷えやすく、足がむくんだり、疲労感が強い人の場合は、やんわり温めてくれる棗や山芋、カボチャにクリ、鶏肉やセロリ・ニラや龍眼(リュウガン・桂圓肉)、豆類がおすすめ。一方で、唇が乾燥しやすかったり、皮膚の乾燥が強い場合は、腎や肺を潤す必要があるので、卵や魚、胡麻に蜂蜜、百合根なんかを活用します。

 ただ、注意しないといけないのは、唐辛子や茴香(ウイキョウ)など、強烈な温熱作用のあるものは使いすぎないこと。逆に、陰を傷つけてしまうと考えます。また、陽気を養うために、この時期は生ものは極力避ける必要があります。

 結局は、バランスの良い食生活がポイントというわけですが、忘年会シーズンも始まるわけで、うちの中医クリニックでも、結構カラダが疲れているという人が多いのもまた事実です。
 
 そのほか、まだいろいろ「冬の蘊蓄」があるので、また後日ご紹介します。
posted by 藤田 康介 at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年12月08日

鼻炎や喘息対策、中医版ホクナリンテープの敷貼 三九貼のシーズンに

 冬至のあとにやってくる、一年で最も寒い時期を「三九」といいます。夏の最もあつい時期を「三伏」といいますが、それと対称的です。

 この寒い時期というのは、自然界も人のカラダも陽気が衰えやすくなります。カラダが冷えたり、凍えたりして、なんか調子が悪い、風邪などをひきやすいといった症状が出てくるのもこの時期。インフルエンザや肺炎なども流行します。

 そこで、中医学でもこの寒い時期の養生を大切にしますが、毎年私も処方に励む膏方なんかも、その一環です。そのほかにも、呼吸器疾患やアレルギー疾患の予防のために毎年行うのが天灸とも呼ばれる「三九貼」です。

 中には例外もありますが、一般的に、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、気管支炎などの症状がある人の多くは、虚寒と呼ばれる陽気が不足している体質であることが多いです。そうなると、陽気が減少する時期に症状を悪化させやすくなります。そこで、経穴(ツボ)の働きを借りて、そこを生薬で作った膏薬で刺激して、経絡の流れを整え、症状を改善させて、免疫力も高めようという考え方で、中医学では昔から行われています。

 うちのクリニックでは、ホクナリンテープのように、ツボに貼り付けられるような形式をとっていますが、場所によっては豆粒のような薬の塊をつくって、貼り付けます。中には、白芥子や延胡索、細辛などの温める作用が強い発散系の生薬を使い、生姜汁や紹興酒をつかって固めていきます。

 よく使うツボは、風門(背中:第2胸椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1寸5分)、肺兪(背中:第3胸椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1寸5分)、腎兪(腰:第2腰椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1寸5分)、膻中(胸部:前正中線上、第4肋間の高さ。両乳頭を結ぶ線の中央)、天突(胸:前胸部、前正中線上、頚窩の中央)などです。

 こうしたツボに膏薬をはると、皮膚が赤くなったり場合によっては水疱ができたりすることもありますが、これは正常な反応です。今はあまりしなくなりましたが、お灸をすると同じような反応がありました。

 クリニックに来られる患者さんの中にも、西洋医学の病院で処方されたホクナリンテープを貼っておられる方が少なくありませんが、こうした胸や背中で、肺に関係あるツボを利用するのもポイントです。

 膏薬の製作については、夜なべで膏薬作り、三伏貼をご参考に。
posted by 藤田 康介 at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年12月05日

足湯(足浴)についていろいろ考える

 12月7日は上海奈良県人会で、ほんの少し足湯(足浴)についてお話させていただきました。日本での講演でもいろいろご紹介している題目なのですが、私自身も色々研究しているところもあり、皆さんと広く交流できたらと思っています。沢山ご質問をいただき、嬉しかったです。

 その中で、足湯に使う生薬の状態について、どの状態が一番いいのか、私も日々色々試しています。

0000-1.jpg

 例えば、杭州の胡慶余堂では、上の写真のように生薬を粉にして紙袋に入れていました。薬局の手間からすると、簡単でしょう。私も以前試して見ましたが、やはり紙袋が破けてしまいます。

 そこで、生の生薬をそのまま入れることも考えましたが、40℃前後のお湯では、有効成分が十分に出せきれません。結局、うちの薬局で煎じてしまい、煎じたエキスをそのまま足湯に使うことにしました。

0000.jpg

 もちろん、患者さんの主訴によって、どの足湯・薬浴・入浴を使うのかは、そのつど処方を変えていますが、一番使いやすくて効果がいい方法を研究しています。

 結果、中医学の生薬の使い方から考えると、煎じて使うのがベストではないかと思っています。これについては、日本の先生方ともいろいろ研究を続けています。
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年12月02日

鼻炎・咳のちょっとした中医学的対策

 今日の上海は少しマシですが、ここ数日上海の大気汚染の状況が今ひとつよくなく、ノドの不調やくしゃみなどの症状を訴える患者さんが多いのですが、こういった症状は、肺の気、すなわち衛気などの働きの低下や、肺気の上逆と関係があると考えます。そこで、中医学では気功の分野でちょっとした予防方法があります。

 まずは、鼻を擦ること。親指の側面をお互い熱くなるまで擦ります。擦った部分を今度は鼻の両脇で上下擦ります。大体、50〜60回ぐらいが目安です。擦ったあと、鼻翼のわきにある「迎香」のツボを20〜30回ぐらい押してあげましょう。これをワンセットにして、1日2回朝晩やってみて下さい。鼻づまりや鼻水など鼻炎の症状に効果があるはずです。副鼻腔炎の治療にも使われます。

 そのあと、坐った状態で、首を多少後ろに傾け、喉から胸にかけて両手で交互に擦ります。1日朝晩2回、1回につき30回ぐらい擦ってあげます。喉の調子が悪いときや、咳や痰があるときなど効果的です。

 ちょっとしたことですが、こうした動作を上海の公園でやっているお年寄りを見たことがあるかもしれません。結構ポピュラーですね。

 免疫力は、中医学や漢方では肺の気と関係があることが多いです。しっかりとケアしてあげたいところですね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年11月22日

今年初めての膏方が出てきました

 寒くなってくると、我々中医学をしている医師が忙しくなってくるのが膏方の処方です。

 膏方とは、生薬20〜30種類をじっくりと煮詰めてペースト状にする内服薬です。冬至以降から服用を始めるのですが、膏方作りは手間がかかるため、例年11月の中旬以降から処方に取りかかります。中医学の養生でいう、冬に体を補う「冬令進補」の代表選手とも言えるでしょう。

 子供から高齢者まで服用できる膏方ですが、例えば女性の冷え性や、虚弱体質、喘息の発作の予防、受験生のカゼ対策など身近な処方のほかに、さまざまな慢性疾患にも対応します。大学院にいるころは、これを使って小児ネフローゼの再発予防ができないか、研究していました。症状が安定している場合、一度処方すると1ヶ月程度は服用できます。

 この膏方ですが、中国の中でもとくに上海など江南エリアで盛んで、どこの中医病院の外来も、膏方外来は大変な混雑になります。私も、師匠と一緒に外来をよくお手伝いしたものです。

12345-2.jpg
 
 今年も、うちの中医クリニックではこういうケースにしました。伝統的な膏方は、壺に入っているのですが、壺だとカビが生えやすいので、今年も密封パックを使っています。1回で飲みきりなので、服用はしやすくなりました。さらに、実際に生薬を煎じるときにつかったガラも一部ですが添付してみました。どういう薬を煎じたのか、見てみたいという患者さんが多いからです。

12345-1.jpg

 膏方は、処方が多少大きいので中医師にとっても腕のみせどころになります。私の場合は、自宅に持ち帰ってじっくりと処方を練るようにしています。
 一般に、膏方の材料は大きく分けて飲片(いわゆる生薬)と細料、さらに輔料の3つから構成されます。細料とは、人参粉や冬虫夏草粉など比較的高価な生薬で、直接加熱せずに後から加えます。また、輔料とは、氷砂糖や阿膠など、膏方をペースト状にするのに必要な材料です。

 我々にとって、この膏方の処方が一段落したら、いよいよ年末!といった気分になりますが、もうしばらく処方に忙しい毎日になりそうです。
posted by 藤田 康介 at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年09月06日

9月8日の白露と中医学

 まもなくやってくる9月8日は、暦の上では白露といいます。どんなに猛暑の夏でも、白露がやってくると間違いなく秋到来です。中医学や漢方の上でも、非常に意味ある節気です。

 農作物では、この時期の前後に露が降りれば稲作の収穫時期になります。朝夕と昼間との気温の差も非常に大きくなるのも特徴です。ここ上海でも、夕方はめっきりと涼しくなりました。

 昔は処暑のころは、まだ裸で寝ることができても、白露になるとさすがに冷えてくるので辞めなければいけないといわれています。

 秋になってくると、病気の種類も変わってきます。徐々に空気が乾燥しだしてくるので、喘息や気管支炎、さらに皮膚疾患も多くなります。湿疹などのほかにも、アトピー性皮膚炎の方にとっても乾燥対策が大切になります。

 アレルギーの症状を訴える方も多くなります。この時期、エビやカニ、生ものや刺激物はなるべく避けたいところです。

 とくに、中国の北方エリアでは乾燥が顕著になります。そうなると、潤してくれる食べ物が大切です。

 ご存じ、中医学の五行説では秋は金に属し、五臓では肺が関係します。従って、肺を乾燥から守ってあげることが、皮膚や呼吸器の疾患を予防する対策になります。

 このとき、よく使われる食べ物は梨。そして、人参や沙参なんかもいいですね。百合根なんかも活用したいところです。
posted by 藤田 康介 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年09月03日

乳がん、大腸がん予防のためにも歩こう!

 いつも何気なく歩いていますが、歩くと言うことは様々な病気の予防につながるというのは、よく知られています。中医学の世界でも、養生の中で、歩くことは強調されています。このブログでも、後ろ歩き健康法を紹介しました。

 8月31日に英国の世界癌症研究基金会が発表したところによると、毎日半時間でも早歩きをする習慣があれば、癌(大腸がん・乳がん)の発生率を10パーセント減らせることができるということを紹介しています。

 さらに、歩くことで癌(大腸がん・乳がん)による死亡率も減らすことができるということで、体を使った運動が如何に大切かがわかります。さらに、女性の場合、子宮内膜がんのリスクも軽減できるということです。

 肥満が癌の発生に関係があることは知られていますが、歩くことで脂肪を燃焼し、肥満を防ぐだけでなく、細胞の病気に対する抵抗力を高めることができるということです。さらに、消化の働きを高め、腸内部の細胞が、発がん性物質と接触するチャンスを減らせ、癌予防になるということです。

 ただ、無理して運動をしなさい、というわけではなく、日頃から車に乗ったりするチャンスを減らし、極力体を動かすようにしましょうということです。一種の習慣の問題だというわけです。
 癌の予防に関しては、借りに細切れであっても総和で1日30〜45分の運動は、意味があるとし、家事や自転車、水泳などでも同様であるとしています。

 というわけで、日頃からせっせとあるくように心がけたいですね。上海の夏の暑さも落ち着いてきましたからね。
posted by 藤田 康介 at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年07月30日

夏こそ痛風にご注意を

 上海の夏も、ようやくいつもの蒸し暑い夏になりつつあります。最近までの上海の夏は、あまりにも快適すぎでした。

 ところで、このところ痛風や腎臓結石でうちの中医クリニックに来られる方が多いです。また、エアコンにあたりすぎて、体の関節の痛みを訴える方もおられます。

 痛風は男性に多い病気ですが、冷えによる体の痛みは女性に多く、とくに関節リウマチを持病にもっておられる女性の方は、要注意です。

 上海市全体でも、この時期は痛風を訴える患者さんが増えているようで、それも30代前後からと低年齢化している傾向にあるようです。今年の夏は、サッカーのワールドカップによる騒ぎもあり、夜遅くまでビールを片手にテレビを見ているといった生活リズムや、上海で増えている高級中華料理に出てくる海鮮料理もこれまた問題があります。

 先日、ご招待いただいた中華レストランでも、料理は非常に美味しかったのですが、アワビなど海鮮をふんだんに使い、さらにこってりした中華スープもでてきて、プリン体たっぷりの料理が多かったです。とくに、尿酸値の値が高めの人は普段から意識してください。

 夏は暑く、食欲も落ちがちで、多少辛いものを食べたくなりますが、あっさりしたものを中心に、ほんの少しスパイシーなものという組み合わせが、中医学的にもベストといわれています。
posted by 藤田 康介 at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年07月20日

今年の7月19日は「初伏」です

 0000.jpg
 今年も、中医学の養生訓の中でも意味の大きい三伏の季節になりました。2009年にも記事にしましたが、いまうちのクリニックに子どもが多いのもそのためです。

 今年の7月19日は、三伏のうちの初伏になり、一年のうちで、最も暑い時期となります。折しも、上海でも梅雨がしっかりと明けましたし、日本でも連日35℃を超える猛暑です。昔の人の暦と気候との関係の正確さには、驚きますね。

 さて、この暑い時期の行う「冬病夏治」の思想は、中医学の中でも非常に大切なもので、冬に治しにくい疾患を、夏の間に治療・予防してしまおうというものです。例えば、気管支炎や喘息、子どもの虚弱体質、風邪をひきやすい人、冷え、さらに慢性の胃腸炎や腰痛・肩こりなども含まれます。これらの多くは、冬場の寒さが原因の寒邪が体に影響を与えるため、夏の暑い時期の陽気を十分に活用して、体内にたまった寒邪を飛ばしてしまおうというわけです。

 夏の間、暑くてエアコン室にこもりっぱなしという場合が多くなりますが、夏こそ陽気を体に浴びて、免疫力を高め、冬の疾患を予防しようと言うわけなのです。

 「冬病夏治」で、よく使われるのが敷貼と呼ばれる外用の膏薬で、今年も沢山作りました。もちろん、それ以外にも中医薬や漢方薬による内服の方法もあります。内服の場合は、春・夏は陽気を養うという観点から、膏方と呼ばれるペースト状の比較的飲みやすい薬を調合することもありますし、普通の煎じ薬で済ませることもあります。特に、中医学の五臓六腑のうち、肺・脾・腎の働きを高めることが重視されます。

 敷貼では、スパイスの効いた生薬を、体の表面にシップのように貼ります。症状にあったツボを上手に利用します。

 そのほか、しもやけの治療なんかも、夏の今からがお勧めです。しもやけができやすい体質の人は、陽虚の体質であることが多く、気や血の循環が滞りやすく、それがしもやけの原因になります。そこで、外用薬なども活用して予防にあたります。

 暑い夏は確かに体に応えますが、ぜひこの暑さを体のエネルギーとして活用してみたいものですね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年06月13日

端午の節句の香り袋(香嚢)

 中医学の伝統的な風習をいろいろ実践しているうちのクリニックなのですが、今年も端午節を迎え、香り袋(香嚢)の製作にかかっています。

 毎年、上海でもいろいろと話題になる香嚢なのですが、今年は私の母校である上海中医薬大学の学生たちが、ボランティアで上海万博に入っていて、そのときに彼らがぶら下げているとかで、すこし注目を浴びています。

 大学で作られた香嚢の処方は

 蒲公英30 陳皮6 銀花9 澤瀉12 藿香(カクコウ)12 佩蘭12 冬瓜皮20 香薷(コウジュ)香薷12 

 というものです。

 ざっと見た感じ、暑さをとったり、熱をさましたり、湿気をとったりする処方ですね。夏にはぴったりの処方ですし、香りだけでなく、内服でもいけます。大学側も、夏の風邪予防のために学生ボランティアに持たせたと言っていました。

 新型インフルエンザが流行した2009年にも、香嚢使って予防する試みが行われたこともあります。上海では第二軍医大学では、インフルエンザの予防に239例の子どもに対して香嚢を使わせたところ、使っていないグループの発病率が53.72%であったのに、使ったグループに関しては26.27%であったというデータを出していました。

 香嚢に入れる生薬は、一般的に香りのある生薬が中心で、鼻の粘膜から吸収され、それが全身をめぐり、呼吸器のSIgAの分泌を増やし、免疫力を高めたり、ウイルスの侵入を予防したりします。

 香嚢には様々なデザインがあり、これまた中国の文化、中医学の文化の特色だと思います。

 世間はそろそろ端午節の連休ですが、私は6月16日以外は外来をがんばります。
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年05月19日

上海で増え始めている乳がん

 上海市疾病コントロールセンターによると、上海市の乳がんの発生率は80年代と比較して、1.65倍に増加し、中国の都市の中では最も発生率が高いことが分かり、早期検査の必要性が強調されています。上海市民の中では、まだその重要性がしっかりと認識されていないため、様々な取り組みが行われています。

 上海市では、まず上海市内の七宝鎮社区で2年前から疫学的調査を行っていて、9431人の35〜74歳の女性から27例の乳がん患者を発見したということです。引き続き、2013年まで調査を続けると言うことです。

 中医学では、こうした癌のことを「岩」といいます。以前は「石癰」とも呼ばれていました。よって、乳がんに関しては「乳岩」と呼びます。その原因として、情緒の問題・邪気の問題・五臓六腑のバランスの失調・などが多いですが、特に情緒の問題は、日頃からわれわれ自身も注意できますし、気の流れが滞ると、血の流れにも支障が生じ、時間が経過するにつれて「岩」になると考えられてきました。

 乳がんはきっちりと西洋医学で検査をし、治療を行えば決して怖いものではないとも言われていますが、日常生活の生活のケアなどでは、中医学もまだまだ十分に応用される余地が残されていると言えます。また、体自体を元気にし、俗に言う免疫力を高めるともいわれる「扶正」という考え方と、病巣を攻撃する「去邪」の考え方は、併用されなくてはならず、中医学の世界でもいろいろ西洋医学と併用した新しい研究が進められています。
posted by 藤田 康介 at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年05月06日

中国での朝食は難しい

 中国におられる皆さん、朝食はどうなさっていますか?

 朝食は実は中国人の間でも大きな問題になっていて、何を食べたらいいのか困っている人も少なくありません。もちろん、ホテルなどのバイキングはすごいですが、そうしたものを毎日食べることはありません。

 中国人の代表的な朝食といえば、おかゆとか油条、豆乳ですよね。たまに肉まんを食べる人もいるでしょう。しかし、殆どの人は5元以内で、しかもものの3分で朝食を済ましてしまう傾向が強いようです。

 中国人の朝食の特徴として、やはりカロリーが異常に高いことが問題になっています。油条なんかはその典型です。また、炭水化物も非常に多いです。そのかわり、朝に果物を食べるという人は非常に少ない。

 朝食は、一般に1日の栄養の30%を補う役割があります。しかし、今の中国人の朝食では、2%にも満たないという報告も。中国風にメニューを考えるのなら、饅頭(たとえば野菜まんとか)+卵(茶葉で煮込んだ卵)+リンゴ+豆乳なんかが理想だといえます。

 朝食は、1日のはじまりだけに、しっかりと消耗させることができます。一番脂肪に変わりにくい食事とも言えます。そのため、朝食をしっかりととることで、お昼に食べる量をほどほどにすることができます。お昼食べ過ぎると、午後が眠たくなりますし、あまりいいことではありません。

 中国では、1食に30元使えるとするなら、朝に15元、昼に10元、夜に5元使いなさいといわれます。それぐらい朝食が大切なのですが、なかなか時間の関係もあって難しいですよね。

 中華料理はおいしいだけに、バランスをうまくとることが難しいです。
posted by 藤田 康介 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年04月11日

鍼灸と禁煙

20100411.jpg 

 私はタバコを吸わないので、喫煙者の気持ちがわかりません。しかし、上海の禁煙運動になにか協力できるのなら、これまた本望です。最近、禁煙に関していろいろ調べていますので、すこしレポートします。

 2005年前後だったと記憶しているのですが、その当時は中国伝統医学をつかって禁煙を試みる人が多かったです。針灸科にはも禁煙外来をつくったところもありましたから。でも、その後、下火になり、いま上海では復旦大学付属中山医院に禁煙外来が残っている程度で、患者数も少ないようです。

 私も、最近、上海市内の薬局をいろいろ歩いてみて、なにか中医学関係であたらしい禁煙グッズが出ていないかみてみました。残念ながら、一時一世を風靡した「中脈烟克」に匹敵するような器具はありませんでした。

 ただ、中医学の世界では、とくに鍼灸の分野では禁煙に関する手段がないわけではありません。

 例えば、禁煙ツボは列欠(列缺(LU7))であるというものです。腕にあるのですが、肺の経絡に属する重要なツボで、このツボを禁煙ツボとして使う説もあります。列欠は、もともと頭痛や歯の痛み、咳や喉の痛みなどの治療に使います。列欠は、古代中国では稲妻を指しますが、このツボを押すと稲妻が走った後ように頭もすっきりするといった言い伝えからも関係があるといわれています。
 タバコを吸うと、肺に影響をあたえますが、列欠はそうした肺の働きを整える作用がありますからね。

 あと、「戒烟穴」という、禁煙専用のツボがあるという説もあります。場所は、陽渓穴と列欠穴を結んだ直線の真ん中で、ここを針などで刺激します。民間では、「戒烟穴」という呼び方は結構知られております。タバコを吸っている人なら、このツボを押すと痛みを感じるはずです。どうでしょうか? 
 ここに、肉桂や丁香などの生薬の粉を使って膏薬をつくり、貼ってみるのも一つのやり方です。

 ただ、「戒烟穴」という呼び方は、あくまでも民間での呼び方ですので、中医学の教科書にはありません。

 こうしたツボを刺激すると、タバコの烟がイヤになったり感じるようです。私はスモーカーではないのでわかりませんが。もしスモーカーがおられたら、試してみてください。少なくとも1週間は続ける必要があります。

 耳つぼですが、肺・口・胃・神門をメインに刺激します。これはどの説でも共通です。 さらに、気管・内分泌・交感など組み合わせます。耳つぼ用のパッチがありますので、それを貼り、タバコを吸いたくなったらそのパッチを押さえます。
 すると、ツボをはったところに違和感があると思います。それを1週間ほど続けると、タバコが美味しくなくなるようです。積極的に禁煙を目指す人なら、かなり効果的とはいわれています。

 しかし、せっかくの中医学があるのに、本場中国での禁煙に関する研究が十分ではないのはなにか寂しいですね。残念です。
 もし、鍼灸関係で禁煙方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報交換しましょう!
posted by 藤田 康介 at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年03月08日

後ろ向き歩行健康法

20100308.jpg

 中国人の健康方法で、日本であまり見かけないものが本当にいろいろあります。朝から公園などで運動している彼らの姿を観察するのはこれまた楽しい。中医学の気功などをやっている人もおれば、太極拳にいそしむ人も。

 その中で、以前からよく見かけるのが、後ろ向きに歩いている人です。いろいろその効能が言われていますが、やっている人に聞いてみると、「いつもと違う動きをするから健康にいいのだよ」とかいう答えが返ってきます。確かにそうでしょう。

 後ろ向き歩きは、1日300歩前後すればいいといわれています。
 多少後ろを振り向いて歩かないと危ないので、そうすると、必然的に背筋や背筋が伸びるのです。とくに、ディスクワークが多く、背中の痛みや腰痛を持っている人には、意外とお勧めな運動方法です。また猫背の予防にもなるので、子供などが遊びなどで後ろ向きに歩くことを取り入れるのもいいかもしれません。

 さらに、前向きに歩くことと比較すると、後ろ向きでは激しい動作ができませんから、必然的にゆっくりな動きになり、激しい運動ができない虚弱体質の人や、心臓病・高血圧の人にとってもお勧めということになります。

 後ろ向きに歩くことは、体の平衡バランスを保つことも結構難しく、協調運動を制御する小脳の働きも活発にすることができます。また、膝周りの筋肉・じん帯を鍛えることもできます。とくに、かかとから着地するので、これもいつもの歩行とは違います。

 というわけで、私も後ろ向き歩行健康法にトライしています。ただ、上海は車や人が多いので安全に十分ご注意ください。
posted by 藤田 康介 at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想

2010年03月03日

タバコの3次喫煙の害はかなり頑固

 学生時代、日本で家庭のハウスクリーニングのアルバイトを数年間したことがあり、多少掃除の知識があります。

 この中で、大変だったのが中華系の人が住んでいた家の換気扇の掃除と、タバコを吸っていた人が住んでいた家の掃除でした。とにかく、タバコのヤニがすごい。
 実は、こうした体や髪の毛についたタバコの残留成分が、体に有害であるという研究結果がローレンス・バークレー国立研究所(Berkeley Lab)から紹介されていました。特に、子どもに対しての悪影響が大きいということです。

 人が吸っているタバコの煙を吸い込むいわゆる受動喫煙の有害性について、かなり前から認識されるようになりました。しかし、この煙が衣類や壁(とくにクロスなんかすごい!)、ソフアー、絨毯、カーテン、さらに髪の毛や皮膚などにもくっつき、大気中に含まれている亜硝酸と混合されると、亜硝酸アミン類(TSNAs)が形成されます。

 厄介なのは、この亜硝酸アミン類は、しっかりと付着してしまうと数週間から数ヶ月はとれないということ。タバコのヤニをみたら、容易に想像できますよね。特に、我が家も小さい子どもがいるのでよくわかりますが、手で壁を触ったり、床をハイハイしたりすることが多いわけで、そうした汚染物質に接するチャンスも非常に高くなります。

 こうしたタバコの有害物質に触れていると、子どもの認知能力に影響を及ぼすほか、読解力にも問題が出てくるともいわれています。

 タバコやその煙だけでなく、タバコを吸っている人そのものが周囲に悪影響を及ぼすと言われる日が来るかもしれません。
 ただ、上海ではまだまだタバコの有害性に対する認識が低いので、ほぼ毎日どこかで受動喫煙をさせられている今日この頃です。90歳の上海の某有名な中医の教授も、超ヘビースモーカーで有名ですし。
posted by 藤田 康介 at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想