2014年08月19日

奈良県の生薬への取り組み&洞の会での取り組み

 日本滞在2日目。

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 お盆過ぎて、奈良県内にある2箇所のお墓参りはしないといけないと思っていたのですが、それと同時にぜひ訪れたかったの奈良県農業研究開発センター。実は、以前にある会でここの果樹・研究センター所長で薬草科長である浅尾先生と面識があり、一度ぜひ見学に来て下さいと声をかけてくださっていたので、今回の日本出張のチャンスに実現しました。

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(柴胡)

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(芍薬)
 このセンターでは、生薬供給の最も基礎となる薬用作物供給に関する研究が行われていて、安定供給に向けての整備が行われています。すでに、柴胡、芍薬、当帰、地黄などの生薬が植えられていました。生薬栽培は、気候風土や土壌と密接な関係があり、様々なデータが集められていました。また、柴胡に関しては、刻み生薬として使えるように2年物の良質なものを栽培する方針だそうです。奈良県では柴胡が十津川村ですでに出荷されています。

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(当帰)

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(生地)

 特に、奈良県が力を入れている大和当帰は、アゲハチョウの幼虫など虫がつきやすいため、農薬の問題がどうしても心配されます。如何にして農薬の使用量を減らすかは栽培技術の進歩と深く関係があります。こうした地道な努力がなければ、安定供給はできません。

 臨床応用としては、奈良県立医科大学に大和漢方医学薬学センターが設立され、漢方医学薬学に関する教育・研究・診療が行われていきますが、漢方外来もついに本格化していくようです。こちらの動きも楽しみですね。

 私からは、日頃中国で実践しているこうした生薬の消費者・患者サイドからの活用方法についていろいろ提案させていただきました。なんせ、中国に20年近くいるわけで、いかに中国人の生活に生薬が溶け込んでいて、日常的であるかということを伝え、生薬の消費を増やす必要があります。市場がなければ、こうした産業は発展出来ません。私もいろいろアイデアを提案させていただきました。基本的に、エキス剤の原料や薬膳の食材に頼っているだけではやはりダメです。

 中国の場合、すでに事業を成功した富裕層が、積極的に生薬栽培に資金を投入して、健康産業へ貢献しています。日本の場合、自治体や製薬会社ぐらいしかバックボーンがなく、これではなかなか本格的な動きが出るまでに至りません。しかし、奈良県が県南部の産業復興のためにこうした取り組みを行っていることは特筆に値すると思います。

 午後は大阪にでて本屋を一巡して、日本漢方の生薬学に関する興味深い本をゲット。日本の本屋はとても楽しいですね。いつまでいても飽きません。アマゾンで本を買うのもいいですが、たまには目的なしに本屋に紛れ込み、「あ!」っという本にめぐりあいたいものです。

 夜は、洞の会の一部メンバーと会食。

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 我々が応援している奈良県天川村でのさまざまなプロジェクトについて、進捗状況をいろいろ伺いました。前回、天川村での夜鍋の会でもお会いしたのですが、ガラスアーチィストの岡本覚先生もいらっしゃいました。大阪が硝子工芸のメッカであるというのには驚きました。ガラスのもつ芸術性は改めてすごいですね!まるで生命が宿っているようです。先生の作品は、中之島にもあります。

 皆さん、情熱いっぱいでかつ個性的な人生の先輩ばかりで、とても参考になりました!

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
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2014年08月11日

庶民中医学の原点を探しに

 8月11日から浙江省安吉にきています。上海から280キロ程度の道のりで、今回は、内環状線から延安高架道路につなぎ、そのまま西にG50高速道路をぶっ飛ばしたら着きます。S32でもいいのですが、やっぱりG50のほうが近いですね。お昼前に出発すると、4時頃には着きました。

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 安吉は雨の日だったとはいえ、30℃前後はある蒸し暑い上海から、一気に25℃以下の世界になりました。なんか別世界です。

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(おやきを発見!)
 さて、私たちがこうやって安吉の一つの村に通い続けている理由の一つに、田舎の人たちが中医学のどうやって活用しているかを知りたかったからというのがあります。確かに、上海には沢山の生薬があり、病院でも中医学は使われているのですが、でも中医学の世界はその程度のものではないと思っています。所詮、都会の医者が使う中医学には薬材の問題からして限度があります。

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(なぞの発酵食品。とても臭いけど美味しい!)

 「薬食同源」とか言われるように、中医学はそもそも庶民が長い歴史の中で築き上げてきた経験集であるわけで、文献ばかりを読みあさるだけではないというのは皆さんご存じの通りです。フィールドワークがその原点だと思っています。そのなかでも、浙江省は長江デルタエリアでも突出した中医文化をもっているエリアでもあります。天目山(大学では薬草採取の講義もありました)を代表とする豊かな自然もあり、なによりも日本の関西エリアやさらに上海などとも気候風土が似ています。つまり、中医学的にも参考にでき、克つ即戦力にできることがいっぱい残っているのです。山々の自然も、日本の里山にすごく似ています。これが私達にとっては魅力的です。

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(白英)

 たとえば、薬草の使い方にしても、地域差が出てくるのも事実です。このエリアでは、夏になると「六月霜(劉寄奴)」を夏バテ予防にお茶として飲みますが、その以外にも前胡や白英など、農民達は日常生活のなかで山に入って採取しています。日本人にとってお馴染みの魚腥草(ドクダミ)なんかもよく使われる生薬の一つです。なんせ、半夏や胆南星なども自生していますからね。生薬資源が豊富なんです。だからこそ、庶民の生活の中に中医薬の文化が残っているのです。これが植物がそもそも生息しないエリアでは難しい。

 今回は、このエリアで中医学を先祖代々継承してきている6代目の馬先生とお会いしました。前から巷でウワサも聞いていて、一度お会いしたいと思っていたのですが、ついに実現しました。先生は自分のことを「学歴も何もない農民」といって謙遜されていますが、村人達の間では4大名医の一人と言われています。こういう人たちが、田舎でどうやって中医学を活用しているか?そして、どうやって中医学を継承してきたのか?というのは私にとってとっても興味深いテーマでもあったからです。

 この日は、延々と地元料理をつつきながら夜半過ぎまで、いろいろ熱く討論しました。しかし、医療関係者でもない地元の農民達も生薬に詳しいですよね。どこに何が自生していて、いつ頃収穫するといい、というようなことを本当によく知っている。しかも、その使い方も。下手な都会の中医師よりも博識だと思います。彼らからすると、中医薬局の生薬は干からびた薬ばかりで、新鮮な生薬を求めて山の中に入っていくのがベストだという世界なんです。

 そうか、「薬食同源」とはこういうことだったのだ!と大変勉強になりました。

 引き続き探求してきます。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール

 
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2014年07月21日

7月21日〜24日まで大阪出張

 久しぶりに関西にやってきました。
 東方航空の午前の便で、少しでも早く大阪入りしようと思っていたのですが、機長からの連絡で軍事演習だとかで、30分遅れの離陸。とはいえ、30分の遅れで済んだことはラッキーだったと思わないといけません。

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 いつもながら朝のMUの機内食はびっくりですねえ。今までn回食べてきた中華点心の組み合わせ。仕事の資料を読みながら、1時間50分ほどのフライトであっという間に上海に到着にしました。やっぱり関空は東京よりも近くて便利です。

 関空に到着した途端、親しい上海人の友人の声が。とても久しぶりに再開なのですが、なんと上海の検診で肺がんが見つかったそうで、日本で再検査と治療をうけるために来られたそうです。これから、こういう目的で訪日する中国人も増えるのかもしれません。中国での再会を約束し、もちろん中医学的なアドバイスをさせていただきました。早期からの中医学的の介入は欠かせません。意外と上海人でも知らないです。

 出発からの再会に驚きました。

 関空に入った瞬間から、ネット環境が改善されて、LINEもWechatもFacebookもTwitterも自由自在。中国人にとっては、最高の観光資源だったりすると思います。

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 30分の遅れを取り戻すために、特急「はるか」で新大阪まで移動。いまさらながら、「はるか」での移動は便利なことを発見しました。ただ、大阪駅に入らないのはちょっと不便ですよね。遠い将来にはそういう計画もあるそうですが。

 今回の日本滞在は、NPO法人「21世紀の医療医学を考える会」が主催しているe-CLINICの岡本裕医師らのグループと合流するため。以前から時々繋がりがあったのですが、中国の中医学的な観点から、私の今までの中国での経験を、日本にいるがん患者など難病の患者さんにも活かしてほしいというのが趣旨です。

 中国では西洋医学も中医学も同じプラットホームで難病に取り組んでいます。日本も和漢薬の認識が高まっていますが、生薬原材料の高騰もあり、まだまだ日常的なものになっていません。

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 いずれにしろ、日本の西洋医学のドクターと協力しながらの今回のプロジェクトは私にとっては新しい挑戦となりそうです。

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 夜の懇親会は西中島南方にあるインド料理のカジャナで。インド人シェフによるカレーとナンが美味しかった。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール・土曜日午後の浦西古北院診察を追加しました

 
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2014年07月17日

8月から浦西古北院で土曜日午後の診察を増やします

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  今週月〜火曜日は上海の大気汚染も良くなかったので、浙江省安吉に家族で避難しておりました。上海からクルマで300キロほどですが、それだけでも見事な青空が広がっていました。とても満足です。

  さて、東和クリニックに移ってかれこれ2ヶ月近くになりますが、私自身もかなりペースが掴めてきました。

 ただ、日曜日の診察が相変わらず混み合うことが多いため、2014年8月2日(土)から土曜日午後の診察を追加することにしました。
 この結果、浦西古北院(栄華東道88号3F)では平日の木曜日・金曜日の他に、週末は土曜日午後と日曜日全日となります。浦東院は水曜日全日と土曜日の午前中です。

 土曜日の午前はこれまで通り浦東院にいますので、お昼の時間を利用して浦西から浦東へ移動することになります。この移動、大変ですね!とよく言われるのですが、今の上海は中環状線もあるので結構スムーズに動けます。(ただし、渋滞しなければですが。)

 最新の診察スケジュールはHPでお知らせしておりますのでご確認いただければと思います。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール

 
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2014年06月27日

6月27日から久しぶりの東京滞在でした・日本東洋医学学会学術総会へも

 日本東洋医学学会の学術総会に参加するため、6月27日から上海を飛び出し、東京にやってきました。

 曇り空で若干雨模様だった上海で、東京の晴天と青空を期待しましたが、さすがに梅雨時。如何にして大雨を防ぐかという問題のほうが大変でした。

 上海浦東ー成田便は今日も満席。1日13便も飛んでいるのですが、利用者は好調なんですね。羽田が1日4便飛んでいますから、1日17便も上海ー東京の飛行機があるのです。この数字を見るだけでも、日中間の関係が如何に親密になっているか分かりますよね。圧倒的に多い中国人の団体観光客。日本人ツアー客はすっかり姿を消していますが、でもビジネスマンはとても多い。政治家の皆さんはこういった現実を見た上で政策を考えて欲しいと思うわけです。

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 さて、今回の第65回日本東洋医学学会学術総会は、会場は有楽町にある東京国際フォーラム。とにかくでかい会場でした。それぞれのテーマで会場も分かれているので会場内を行ったり来たりするのも大変。でも慣れたころには学会は終わってしまいます。(^_^)

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 日本漢方を代表する学会として、日本東洋医学学会の果たしている役割はとても大きいのですが、その分含まれる範囲も大きく、臨床家の一人として参考になることも多いです。ただ、今回のテーマが「アートの復権・人間的な医学・医療を求めて」となんとも壮大で、とくに「アート」に関してはどう捉えるべきなのか、少し考えてしまいました。

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 それはともかく、午前中に上海を出発したらお昼過ぎには東京で活動ができる。この便利さはいいですね。開会式や伝統医学臨床セミナーにも間に合いました。スカイライナーの貢献も大きいです。

★6月27日に勉強した内容

 1.診療のこつ 松田邦夫先生

   「漢方の勉強は難しいとよくいわれるけど、まずは定石を覚え、その後定石にとらわれない治療をこころがけたい。」まさしくその通りで、中医学もまた然り。大塚敬節先生の例を挙げながら、とてもいいおはなしでした。中医学の場合、教科書という定石があり、それを我々は大学のころから一生懸命勉強してきたわけです。ただ、私が思うに、日本漢方も漢方薬を使う前に、まず運動・食事などの生活習慣の見直しにも力を入れるべきだと思います。これこそが漢方の特色をもっともよく発揮できる分野だからです。本に書くだけでなく、医者も含めて実践すべきです。

 2.「診療のコツ」ここがポイント 二宮 文乃先生

 アトピー性皮膚炎など皮膚疾患に対する考え方について。日本漢方の肝気のとらえ方と、中医学とは若干違うのですが、そのあたりの区別や、皮膚疾患を皮膚経脈障害ととらえて治療する方法など。ただ、原則として身体の全体を捉えることは、皮膚疾患といえども同じだです。

 3.再び甘麦大棗湯について 中川 良隆先生

 この処方は、私もよく使いますし、またとても使いやすい処方でもあります。原文にある「象如神霊所作、数欠伸」に注目され、いろいろな経験をご紹介くださいました。

 4.アートも立派なEBMだった

 日本では漢方が使われて久しいけど、漢方薬そのものの売り上げは医薬品全体のたった1.4%しか占めていないのだそうです。これにはびっくり。それだけ新薬の値段が高いと言うことなのでしょうか。「脈診による血圧測定」という発想は興味深かったですが、中医学的な立場から行くと、まったく違った概念なので正直ちょっと困惑しましたが、話を最後まで聞いたら納得しました。

 つまり、臨床経験やカンから得られたものも立派なEBMであろうという結論はある意味そうあってほしいとも思いました。そうなければ、伝統医学の科学的裾野はなかなか広がらないからです。一つの考え方として参考になるかもしれません。

 夜は新宿でホリスティック医療で様々な本も出版されている大塚晃志郎先生と食事。結構外国人にも人気な「ほうとう」のお店があるんですね。先生との久しぶりの再会に話は尽きませんでした。

 最近東京にいくことがあまりなかったので、今回は連日多くの先生方と会う予定で、とても楽しみです。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール

 
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2014年06月26日

中医臨床 2014年6月号 連載「中医文化を活かした街づくり」

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 連載「未病を治す智恵」の第19回目。今回は上海市北西部に位置する、小籠包でお馴染みの嘉定区南翔についての紹介を書いてみました。

  嘉定区では、まちづくりの一環として、中医学を取り入れようと動き出しています。そのきっかけとなる動きが、南翔で始まったのですが果たして・・・・。

  上海観光ではなかなか南翔まで行くことはないと思いますが、今や地下鉄11号線も開通し、交通アクセスが格段に良くなりました。ここの小籠包は一度は食べておきたいですね。その小籠包が並んでいる通りの近くに「中医文化街」が形成されています。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
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2014年06月23日

千葉県松戸でのミニ講演会予定(6月)

 6月末は東洋医学学会学術総会で東京に勉強しに行きますが、毎回東京出張時の恒例となっているミニ講演会を今回も実施することになりました。今回は中医学と婦人科をテーマにお話しようと思っています。といっても一般向けですので、このブログにも紹介することにしました。難しい話をするつもりはありません。

 上海で生活してると、中国の女性達の健康に対する様々な智恵を見ることができます。今回はすぐに実践できることを色々紹介したいと思っています。小さな会場ですが、いつも地元の方を中心に多くの方がいらしてくださいます。

テーマ「女性のための中医学漢方講座」
時間:6月30日(月曜日)13:30〜14:30 
お問い合わせ:045-394-2211(タカハシクリニック)
       047-710-0990(カムクリニック)
住所:松戸市幸田2-73-1(幸田第二公園前)
   最寄り駅:千代田線 北小金駅
   カムクリニック小会議室
参加費:無料
HP:http://www.cam-clinic.com/

 皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール

 
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2014年05月28日

上海・東和クリニックで新スタート

 久しぶりのブログ更新です。
 日本にすこし戻ったりとバタバタしておりました。

 5月27日に衛生局から登録医ライセンスの更新が完了し、いよいよ東和クリニック・中医科での仕事が本格的にスタートすることになりました。

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 東和クリニック総院長の唐堂先生とは、上海日本人医師会を通じて、かなり前からお世話になっておりました。以前から声をかけてくださっていたのですが、中国の制度上の問題でなかなか実現しませんでした。中国人と同じ中医師ライセンスを持っている数少ない日本人医師の一人として、上海在住の日本人や中国人の患者さんへのサポートを続けていきたいと思っております。

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 ちなみに、私の上海人の妻ですが、上海中医薬大学時代の同級生で、中医全科(ホームドクター)・鍼灸科の主治医ライセンスを持っており、彼女の日本語研修の目的も兼ねて、これから東和クリニックでアシスタントとして私の診察のサポートします。

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 まだまだいろいろと未熟なところもあるかと思いますが、これからは夫婦二人三脚でどうかよろしくお願い申しあげます。

 担当スケジュールは以下の通りです。

浦西 東和クリニック(浦西古北) 
所 在 地:上海市長寧区栄華東道88号3F(華一銀行上)
診察日:木・金・日
診察時間:9:00〜19:00
予約電話:021-52046123


浦東 東和クリニック(浦東日本人学校隣)
所 在 地:上海市浦東新区錦康路5号
診察日:水・土(月・火は要電話問い合わせ)
診察時間:9:00〜18:00
予約電話:021-50179407

初診・お問い合わせホットライン:13901981788(藤田)
お問い合わせメール:info@mdfujita.jp(藤田)

私の担当スケジュールはこちらからも確認できます。

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2014年05月02日

九州から鍼灸師の先生が上海ご訪問

 日頃は上海で活動している私にとって、日本の漢方や鍼灸を専門とされる先生方との交流は、とても貴重なものです。中医学と同じ東洋医学の範疇に入りますが、微妙に違うのもまた事実で、お互いの長所を勉強できたらと思っています。

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 5月2日に、九州大分から真央クリニック附属鍼灸室の成田響太先生がご訪問くださいました。成田先生とは、2013年6月に鹿児島で開催された東洋医学学会で偶然お会いし、いつか上海でお会いできたらと約束して別れたのですが、さっそく今回の再会が実現しました。先生は、私の大好きな大分県の長湯温泉にも治療院をもっておられ、九州や沖縄を飛び回っておられます。

 中医学の内治法の代表は、何といっても中医薬(漢方薬)ですが、外治法の代表は鍼灸・推拿になるのではないかと思います。私も、日頃から生薬と鍼灸のメリットを活かす治療法を考えているのですが、鍼灸の即効性はいつもすごいなと思っています。中医学の鍼は、太くて長いものが多いですが、これも特徴の一つです。中国の現状も踏まえ2〜3時間はお話したのではないでしょうか。

 成田先生とは、今度はまた九州でお会いできたらと思っています。

 先生も記事にしてくださいました。
 今年はガンガン色々なところに顔を出して、勉強していきたいと思っています。


おしらせ

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2014年04月27日

上海市の医師定期考査を受験してきました

 この4月は極端にブログの更新が少なくなりました。
 私自身、病院を移ることになったのと、上海市の医師定期考査の準備のために忙殺されていたからです。

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 去る4月27日は、上海市内各地で上海市医師協会が主催する「上海市医師定期考核」(上海市医師定期考査)をうけてきました。まあ、中国で医師をするということは毎年なんらかの試験を受け続けないといけないということなので、慣れていると言えば慣れているのですが、今回に関しては第1回だったのでさすがにちょっと緊張しましたし、準備万端で臨みました。(^_^)

 ちなみに、中国では大学で規定年数勉強して医師資格を取得しただけでは医療行為ができません。衛生局に医師登録をしてはじめて処方できるようになります。そのため、医師の手元には最低2冊の証明があることになり、上級医師の資格をとるためには、医師資格取得年よりも医師登録年数が重要になってくるのもそのためです。

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 この医師登録に関して、今までは一旦医療機関に属して登録すると更新する必要はありませんでしたが、今年から2年に1回の更新制に変わりました。また、医師が所属病院を変わった時も受験しなくてはいけないことになりました。こういう制度の変化が早いのも中国の特徴ですね。今後は、上海で医療行為をするにあたってもう一冊「上海市医師定期考核」の合格証明が必要になります。

 この背景にあるのは、医師登録をしておきながら医療行為をしない医師がいるということと関係あると思います。医師登録はそう簡単にできるものではなく、必ず病院に属しているとかいろいろ条件があり、一旦医師登録から長期間外れてしまうと、再登録するために再度研修をうけないといけないことになっています。そのため、資格維持のために勤務実態がないのに医師登録が行われているというのが実際に散見されたのです。そこで、2年に1回の試験を受けることでそういう現象を減らすことは可能ではないかと思います。患者さんサイドからするといいことだと思いますが、医師サイドからするとそうでなくても業務に忙しい毎日に新しい負担が増えることになります。とはいえ、知識の整理には多少なりとも役立つかも。

 さて、上海市医師定期考核ですが出題範囲は私は中医学のライセンスをもつ医師ですので、専門の中医学全般と人文(法律・心理学・道徳など)です。もちろん、西洋医と口腔系はまた別の問題になります。共通科目でもある人文に関しては新しい総合科目の試験だったので試験準備には結構困りました。人文科目が加えられた理由は、近年の社会情勢と関係があります。上海でも患者と医療関係者との関係問題が複雑になり、ときには診察室で殺傷事件が起こるようなこともあるのです。そこで、「医徳」と呼ばれる、医師として最低心がけないといけない道徳行為や法的知識を身につけさせるという目的もあると思われます。試験に出題したからといって解決するかどうかは疑問ですが、すくなくともカイゼンに役立つのでは?という判断だと思います。

 基本的に、試験のためのテキストが医師協会から発行されていて、それで勉強することになります。これが結構高いんですよね。

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 試験は試験会場に赴き、パソコンで行います。最近、中国での試験ではこの形式が多いです。パソコンで直接答えを入力するので、昔みたいにマークシートを塗り間違えたり、名前を書き忘れたりといった心配はなくなります。ただ、今回の試験でもそうでしたがたまにシステムにバグがあるんですよね。中国らしい・・・・。

 出題される問題は膨大なデーターベースが作られていて、そこから抽出される形式。学生時代も、試験を公平に保つために、データーベースから出題する形式が採られていました。こうすると、万が一試験問題が漏洩しても影響は少ない。また、一斉に試験を受けるのではなく、異なった時間帯で試験を実施できます。5択から一つを選ぶ選択式で、100問の出題でした。時間は1時間もあるので楽勝でした。

 試験会場には、大学時代の同級生など珍しい顔もありました。とりあえず、今年の一つのイベントが終わりましたが、今年は5月19日から病院を移るので、また来年も受験しなくてはいけませんねえ。トホホ。

大切なおしらせ

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2014年04月26日

季刊「中医臨床」第136号 使用機会増える単味エキス剤

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近年、私自身も患者さんに処方する使用頻度が増えている単味エキス剤。種類も充実しているし、煎じ薬を比較して、安定した品質が使いやすいのが特徴です。また、中医薬局自体も非常に衛生的になるので、色々な意味で安心して使うことができますが、ただ生薬によっては苦みが増すことがあり、量の調節には工夫が必要です。また、多すぎる量だと、水に溶けにくくなるのも難点です。この号の連載「未病を治す智恵」では単味エキス剤について紹介しました。

 日本漢方では複方処方が中心で、加減することが難しいのですが、中国では複合処方ではなく、単味処方の組み合わせが基本になります。そのため、中医師の生薬単位の知識がとても重要になります。

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調剤に関しては様々な機械が開発され、これまでの手動による調剤から、外気との接触を極力避け、乾燥を保ちつつ、自動的に分包できるシステムも使っています。私も5月以降、新しい勤務先ではこのシステムを使って調剤します。間違いなく、中医薬の目に見える大きな進歩だと思います。


おしらせ

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2014年04月21日

新しいスタートのお知らせ

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 すでに私の患者さんにも順次お知らせしていますが、きたる2014年5月18日(日)を最終として、上海鼎瀚中医クリニックを退職することになりました。約5年間にわたり勤務してきましたが、そろそろ区切りをつけて、新しい道にコマをすすめることにしました。最近、私自身も中医学で日本との交流も増え、今の勤務状態では時間的にも自由がきかなく、悩みに悩んだ末の結果です。

 現在の鼎瀚クリニックは台湾系で残念ながらサービス面でもかなり不本意で、交通でも不便と指摘をうけていました。また、これまでは中国人など現地の人たちも多く診察していました。一方で、日本人の患者さんも増えてきて、そろそろ上海で生活する日本人の皆様に対しても、日本人にあった便利な環境で、本格的な診察ができないか色々模索してきました。その結果、以前からご厚意にして頂いていた東和クリニックの唐堂医院長のところでお世話になることになりました。

 もちろん、甘霖での健康相談は、今は訪れる方の殆どが中国人ですが、クリニックとは別の形で今後も運営していくことになります。中医学養生関係のイベント、中医学の勉強会もこちらで行っていきます。

 私自身が浦西と浦東を行き来することにより、今よりももっと便利な場所での診察になると思います。そして、中医学を一緒に学んできた妻も、鍼灸医・全科家庭医・内科医の3種類の主治医ライセンスを取得したため、これからは私達のチームに入ることになります。それぞれの特徴を活かしつつ、日々の診察に邁進していきます。

 なおメールではinfo@mdfujita.jp、初診等の問い合わせ電話は13901981788(藤田)です。再診のご予約につきましては、下記をご覧ください。

 今後は、夫婦共々よろしくお願い申しあげます。

==5月28日からの診察スケジュール決定!==

浦西 東和クリニック(浦西古北) 
所 在 地:上海市長寧区栄華東道88号3F(華一銀行上)
診察日:木・金・日
診察時間:9:00〜19:00 日曜日は17:00まで
予約電話:021-52046123

浦東 東和クリニック(浦東日本人学校隣)
所 在 地:上海市浦東新区錦康路5号
診察日:水・土(月・火は要電話問い合わせ)
診察時間:9:00〜18:00
予約電話:021-50179407

 
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2014年03月03日

Premium 2014年3月号の インタビュー

 中国で発行されている日本語の月刊情報誌「Premium」の取材を先日うちの甘霖オフィスで受け、その内容が3月号のPremium Interviewに掲載されました。上海市内ではスーパーのしんせん館などに置いてあるそうです。もし見つけたらぜひ読んでみてください。

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 上海での暮らしもすでに19年目に入りました。この間、ずっと中医学に携わってきて、いまでも第一線で臨床を続けながら、研究にも励んでいます。中医学を通じて、色々な方との出会いもありましたし、自分自身の健康生活を見直すきっかけにもなりました。興味はまだまだ尽きません。

 もちろん、上海での生活は大気汚染など環境の問題なども含め、決して楽観視できる状態ではありません。日中関係の問題もまた然りです。とはいえ、逃げてしまったら解決というわけでもないです。

 でも、私が上海にやってきた90年代半ば頃は全然注目されていませんでしたから、それと比較すると中国が大きくなってきた一つの結果なのでしょう。

 こうして中国に長くいて、しかも中国人とのさまざまなパイプがある私達にとっては、ここで日本人として果たすべき役割はまだまだあります。特に、関係がぎくしゃくしているときほど、今後さらにその価値が高まるはずです。特に、ビザがなくても滞在し続けることができる日本人もそう多くいるわけでもありませんし。

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 とにかく地道に粘り強くコツコツとやっていく「細水長流」。これからもできることから継続していきたいと思っています。

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2014年01月14日

地元上海人のおばちゃんたちに講演〜ダスキン上海にて

 今年初めての中国語での講演はダスキン上海さんででした。
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 上海のダスキンで働いておられる訪問販売のおばちゃんたちにを対象に、大気汚染やアレルギー、ハウスダストの問題とその対策、そしてアレルギーに対して中医学ができることをお話させていただきました。

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 とくに、アレルギーや大気汚染に関しては、上海人の間でも広く一般的に関心が高まっており、活発な質問も頂きました。

 上海人のおばちゃんたちはパワフルですね。こちらも圧倒されますが、なんせ陽気な人が多いので、とっても楽しいし、沢山集まるとさらにエネルギーが凝縮される感じです。

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 うちの中医クリニックでも、私のところに地元上海の患者さんもちらほら来られますが、健康に関する悩みは、日本人も上海人もそう変わりません。

 今年は、仕事としての中国人向けの講演会も増えそうな予感。

 中医学発祥の中国で、その中国人に対して日本人の私が中医学の医師として中国語で話をするのもちょっと変かもしれませんが、だからこそハートに伝わることもあるのではないかと思います。

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 講演終了後に、舌や脈を診て欲しいという注文が殺到しましたが、それはさすがにお断り。やってしまうと、家に帰られなくなります。(^_^)

 せっかく田林路や桂林路エリアにきたので、ついでに昔のアパートを見に行ってきました。私が96年〜98年頃にかけて住んでいた労働者向けのアパートがまだ残っていました。建物の古さは否めませんが、外壁は綺麗に塗り直されていました。

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 その当時、私の妻は近くの附属高校に通っていたのですが、そのときはまったく面識もなく、後になって知りました。ひょっとしたらどこかで会っていたかも知れません。

 とはいえ、よく歩いた田林東路も店はすっかりと変わってしまい、昔良く行った食堂もなくなっていました。でも、20年近く前の面影が残っているのはなんとも嬉しい気分になりました。

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2014年01月11日

季刊『中医臨床』2013年12月号「大気汚染のなかで過ごす上海市民」

 中医学の雑誌、季刊『中医臨床』での連載「未病を治す」シリーズで、2013年最後はやはり上海の大気汚染について書いてみました。

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 ちなみに、1月12日朝5時現在の上海の大気汚染状況では、PM2.5は34.1㎍/㎥、PM10は37.4㎍/㎥でまず良好で、同じ時間の大阪東成区で32㎍/㎥、奈良の実家で20㎍/㎥でした。


 いまや、中国と言えば「大気汚染が大変ですね」とよく言われるのですが、実際現地で暮らす人間からすると、如何にして対策するかという問題が大きいです。そのためには、もちろんマスクも大切ですが、こまめに大気の状況を観察する必要があります。

 もうすぐ、中国でも春節のシーズンになりますが、はたして春節には欠かせない爆竹騒ぎが大気汚染予防のためにどこまで抑制されるかが注目されています。中国ではクリスマスでクリスマスツリーが欠かせないのと同じぐらい、爆竹・花火は重要だからです。でも、その文化に背くかのように、マスコミも爆竹がなくても春節を無事過ごせるというような報道をしきりにしていますね。

 大気汚染からどのように肺を守るか。これは大きなテーマですが、咳や喉のイガイガ感の対策では中医学は活用できますし、養生的な観点からもできることはまだまだあると思います。我々の挑戦もまだまだ続きます。私も、値段は結構しましたが、PM2.5を測定できる簡易測定器を買ってきました。

 なにより、現地中国人が大気汚染が酷いときにマスクをするようになったのは、大きな変化ですね。インフルエンザの予防にもなりますし。

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2014年01月10日

『医道の日本』2014年1月号 新年のことば

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 2013年の年末に依頼のあった、『医道の日本』2014年1月号に、「新年のことば」を寄稿させていただきました。

 日本の漢方、中国の中医学。どちらも世界で有数の伝統医学だと思います。
 これらを使って、日本だけでなく全世界で活躍されている日本人の姿を見聞きすると、私ももの凄く刺激を受けます。

 我々臨床家にとって、日々の診察の積み重ねが非常に大切です。最近、私のところでは日本とは全く関係のない地元中国人の患者さんも増えつつあります。日本人の一医師としてそうした中国の皆さんになにが出来るのか、日々考える毎日です。

 1月号では、帯津良一先生が巻頭企画でインタビューを受けておられました。テーマは「シンプル・イズ・ベスト」。ホリスティック医学の第一人者である帯津先生とは、大学院時代に川越の帯津三敬病院にまで訪問し、お忙しい中貴重なお話をしてくださいました。研究室の机の上に積まれた身丈ほどの書籍と論文の山が今でも脳裏に焼き付いています。
 
 
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2014年01月09日

第8回経営者.マガジン読者の集い(ガーデンホテル)

 12月に弊社・甘霖までインタビューに来られた上海で発行されている雑誌『経営者.マガジン』ですが、第8回読者の集いに招待され、すこしスピーチさせていただきました。

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 この雑誌は、各界で活躍されている日本人・中国人が登場するのですが、読者の集いでは、12月号でインタビューを受けた方々が参加され、直接読者と交流するという趣旨でした。

 蘇州日商倶楽部の工藤会長、上海愛櫻食品の劉総経理、上海市外国投資促進センターの羅和慶アジア・アフリカ部長、中国人向けの日本旅行情報発信『日本之窓』を発行されている沈CEOなどが参加されました。

 羅和慶部長の上海自由貿易区に関するスピーチでは、香港に匹敵する自由貿易区を上海に設立するという強い意気込みを感じました。上海にとって、日本は最大の貿易国であるだけに、上海経済にとっての日系企業の重要性は言うまでもありません。前年比では多少のマイナス成長になっているものの、他国と比べても決して大きな落ち込みにはなっていないのだそうです。

 また、中国人の日本行き旅行に関して、沈CEOからお話がありましたが、団体旅行は減っているものの、それを越えるレベルで個人旅行が増えており、全体数では決して減っていないとか。最近の中国の法改正で、団体ツアーの安売りが難しくなっており、その反動で個人旅行へのニーズが高まっているのだそうです。確かに、毎度日本出張する際にみる日本行きの中国人旅行者は家族や友達同士の小さなグループが多いですね。しかも、日系の航空会社を使っている人も多い。

 というわけで、我々が想像している以上に、日本と中国の関係が変化していて、単純に反日・反中で結論できないのも事実です。特に、中国人の結婚した日本人を中心に、中国で腰を構えて事業を行っている人も増えており、関係悪化があるからこそ、さらに深い繋がりが形成されるのではないかと逆に考えてしまいました。また、日本人に帰化されて中国ビジネスに関わっている華人も増えているような印象です。

 今回も、本当に色々な方と交流することができました。こうした機会に招待してくださった雑誌『経営者.マガジン』の編集長に感謝いたします。


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2014年01月05日

2014年は奈良高校同窓会からスタート

あけましておめでとうございます。 
 本年もよろしくお願い致します。

 12月30日〜1月4日の午前中まで日本に帰省していまして、4日の午後から中医クリニックでの診察をスタートしております。帰省の間にあった出来事はそのうちブログにアップしていきます。(おそらく)

 今回の帰省のビッグイベントは、何と言っても我が母校県立奈良高校の学年大同窓会が開催されたこと。もう卒業20年になるんですね。企画してくださった幹事の皆様には本当に感謝です。そして、なによりも私の妹もお世話になった担任の先生にお会いできたのも感動でした。クラブの顧問の先生にも。さらに、同学年で東京だけでなく、上海を含めた海外で活躍されている方も多く、今や奈高生は全世界に散らばっています。

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 会場も、母校に近い春日野荘で開催されたので、私は少し早めに家を出て、当時通学した道を辿ってみました。在学中に使っていたJR奈良駅は高架になり、JR民と呼ばれたJR.通学組が通った線路沿いの道も高架の下になってしまいました。どうもJR通学組は当時から田舎者にみられておられました。(^_^)

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 それでも、春になると満開のサクラとなる佐保川の築堤と小さな橋は健在で、20数年前のことが鮮明に頭に蘇るような感じがしました。いくらインターネットが発達しても、バーチャルではまず体験できないリアル感は、その場所にいかないと体感できませんよね。

 その後、本当に20年ぶりぐらいでしょうか。奈良高校の正門を歩いてみました。

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 高校のグランドでは後輩達が新年早々部活動していて、威勢のいい声が聞こえていました。

 上海は確かに高校生の学力に関しては定評があるのですが、こういったクラブ活動や学校行事など人間形成に深く関係のある活動に関してはまだまだといった印象です。我々が生きていくときの底力はそうした日常のなかで形成されるということを今となればよく実感できますね。

 奈良高校では「自主創造」という言葉をよく使いました。自分たちで考えながらあっと思わせるモノを見つけて前に進んでいく、と私は勝手に解釈していたのですが、これは中国に来てからとくに実感できるようになりました。

 中国のように、いつも見えない力によって暗黙の支配があるクニでは、自分たちで考えて、自由に開拓すると言うのはそう簡単なことではありません。その結果、人民たちの自由な発想が芽生えにくく、結果的にシンプルで分かりやすい拝金主義に走ってしまったのではないかとも考えられます。奇抜としか言えない建物しか建築できないのもそういった背景とも関係があるのではないでしょうか。

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 さて、同窓会は大盛況でした。180人ほど参加し私も少々スピーチをさせていただきました。日中関係がよくないときだけに、毎回、チャンスをいただければテレビでもラジオでもいろいろお話させてもらっていますが、今年初めてのプレゼンは母校の同窓会からスタートというのも嬉しい限りです。

 そのあと、今の奈良高校の様子をまとめた実行委員会オリジナルのビデオも。本当に隅々まで工夫いっぱいの同窓会でした。

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 二次会では、往年のヒーローたち?の大熱唱もあり、バンドで大いに盛り上がりました。本当に熱い熱い一時を過ごすことができました。

 最後は、我が学年出身で吉本で大活躍している笑い飯の哲夫くんもなんとか間に合って飛び入り参加。記念写真の嵐となっておりました。

 フィナーレは全員で校歌斉唱。卒業式以来だろうな・・・・。

 歌や音楽の力って本当にすごいと思いますね。メロディーを聴くだけでその時の風景が目に浮かんでくるのですよね。なんとも言えない余韻に浸りながら、夜の油阪商店街を帰路につきました。

 私にとっては、高校生活は今の上海生活の原点であったと思っているし、これからもエネルギーの源になっていくと思っています。

 次は10年後の再会。

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 とにかく、身体だけは健康に、みんながまた一同に会えるように頑張りたいですね。

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2013年12月29日

NHK地球アゴラ出演

 NHK地球アゴラの出演も、ついに3回目になりました。

 今回は、年の瀬スペシャルと言うことで2時間の拡大版。本来は、自宅からの中継のハズが、診察時間とぶつかったため、鼎瀚中医クリニックの診察室からとなりました。

 これもまた新鮮でした。心配されたネットワークもとくに問題なく、無事に収録は修了しました。世界各国の話題で盛り上がれるのも楽しいです。

 これで2013年の仕事は終了。明日の飛行機で正月は日本に戻ります。



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2013年12月23日

アクアリズム 12月号 大気汚染とPM2.5

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  上海ではすっかりお馴染みになっている浄水器のアクアの会員向けに発行されているアクアリズムの12月号の医療コラムを担当しました。今回は、特に最近気になっている上海の大気汚染についてです。

  私も毎日ブログのほかにもTwitter(id:@mdfujita)、微信(id:mdfujita)を通じて大気汚染に関する情報を出しています。日本人ではマスクをつけたりする習慣はあっても、中国人に間ではPM2.5ですら理解されていないこともあります。少しでも多くの方に知識を広めることが、大気汚染への関心を高めることになり、最終的に環境問題解決の糸口になるのではないかと思っています。


posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近の活動