12月に弊社・甘霖までインタビューに来られた上海で発行されている雑誌『経営者.マガジン』ですが、第8回読者の集いに招待され、すこしスピーチさせていただきました。
この雑誌は、各界で活躍されている日本人・中国人が登場するのですが、読者の集いでは、12月号でインタビューを受けた方々が参加され、直接読者と交流するという趣旨でした。
蘇州日商倶楽部の工藤会長、上海愛櫻食品の劉総経理、上海市外国投資促進センターの羅和慶アジア・アフリカ部長、中国人向けの日本旅行情報発信『日本之窓』を発行されている沈CEOなどが参加されました。
羅和慶部長の上海自由貿易区に関するスピーチでは、香港に匹敵する自由貿易区を上海に設立するという強い意気込みを感じました。上海にとって、日本は最大の貿易国であるだけに、上海経済にとっての日系企業の重要性は言うまでもありません。前年比では多少のマイナス成長になっているものの、他国と比べても決して大きな落ち込みにはなっていないのだそうです。
また、中国人の日本行き旅行に関して、沈CEOからお話がありましたが、団体旅行は減っているものの、それを越えるレベルで個人旅行が増えており、全体数では決して減っていないとか。最近の中国の法改正で、団体ツアーの安売りが難しくなっており、その反動で個人旅行へのニーズが高まっているのだそうです。確かに、毎度日本出張する際にみる日本行きの中国人旅行者は家族や友達同士の小さなグループが多いですね。しかも、日系の航空会社を使っている人も多い。
というわけで、我々が想像している以上に、日本と中国の関係が変化していて、単純に反日・反中で結論できないのも事実です。特に、中国人の結婚した日本人を中心に、中国で腰を構えて事業を行っている人も増えており、関係悪化があるからこそ、さらに深い繋がりが形成されるのではないかと逆に考えてしまいました。また、日本人に帰化されて中国ビジネスに関わっている華人も増えているような印象です。
今回も、本当に色々な方と交流することができました。こうした機会に招待してくださった雑誌『経営者.マガジン』の編集長に感謝いたします。
2014年01月09日
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ありがとうございます!
藤田さんには感謝、感謝です!!
ぜひ来月も開催しますので、
ご都合があえばご参加くださいませ。