2013年06月19日

北京・上海で増える喘息患者

 5月にニュースになったのですが、中日友好病院の林江涛教授らのグループが、中国ではじめての成人を対象とした喘息患者の疫学的調査を行い、その結果を発表していました。

 この調査では、中国全国7つのエリアの8都市で行われ、調査対象は16.4万人。そこから、喘息の罹患率は1.24%となり、男性よりも女性のほうが多いことも分かりました。特に、10年前を比較すると、北京地区で147.9%、上海地区で190.2%の増加となっていることも分かりました。この割合で行くと、中国全国で3000万人の喘息患者がいる計算になります。

 私も、日々の臨床で喘息患者が増えていることは感じますが、そんなに増えているとは驚きです。

 様々な原因が考えられますが、研究グループによると喫煙の問題、母乳をあげない育児の増加、父母世代のアレルギー体質、アレルギー性鼻炎や肥満、動物の飼育などとも関連があるとしています。このなかには、大気汚染の影響については触れられていませんでしたが、今後の研究課題として注目されることかと思います。

posted by 藤田 康介 at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情
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