2013年04月04日

浙江省杭州でもH7N9型鳥インフルエンザ2例、など

 4月3日の浙江省衛生庁の発表で、浙江省でも2例のH7N9型鳥インフルエンザ感染例が確認され、このうち1人が死亡したということです。これで、4月3日現在でH7N9型鳥インフルエンザ感染者は中国全国で9例となり、3例が死亡したことになります。

 38歳男性(死亡)、調理師。江蘇省太倉で仕事していたが、3月7日に発病し、3月18日に地元杭州建徳に戻ってきて入院、20日に䔥山で治療をうけたものの、24日に症状が悪化。27日に死亡した。家禽類との接触は明らかではないが、調理師となると何らかの接触があったのではないかとも想像はできます。

 67歳男性(治療中)、退職者。3月25にに発熱・咳で杭州市内の病院に入院、容体が悪化して4月2日に浙江大学の某大学病院に転院、現在治療中。

 この2症例からも分かるように、同じ杭州市内での発生とはいえ、かなり場所が離れているのは明らか。

 また、それまで江蘇省で確認された4例に関しては、以下の通り。

 45歳女性(治療中)、江蘇省南京市江寧区の市場で家禽類の処理に関わる仕事。3月19日に発熱・目眩・身体の痛みを感じて治療を受ける。24日に症状が悪化し、南京市内の病院のICUに転院。

 48歳女性 (治療中)、江蘇省宿遷沭陽で木材加工業、3月19日に発熱、目眩、咳。3月30日に症状が悪化して南京市内の病院のICUに転院。

 83歳男性(治療中)、江蘇省蘇州で職業不詳、3月20日に発熱・咳と胸の痛み、胸痛、息切れなど。3月29日に症状が悪化し、呉江区の病院に転院。

 32歳女性(治療中)、江蘇省常州で無職、3月21日に発熱、咳。3月28日に無錫市内の病院のICUに転院。

 これまでの状況からみると、H7N9型鳥インフルエンザの患者の発生は、長江デルタエリアに集中しているものの、かなり広範囲に散らばっているのが特徴。また、発病して1週間程度で重篤化しているのも分かります。

 ちなみに、上海で先日確認されたH7N9型鳥インフルエンザの死亡患者は、いずれも閔行区であり、同一の病院で治療を受けていました。居住エリアも近いようですが、双方の関連性については現在のところないと当局は発表しています。

 これとは別に、4月3日22日の発表では、湖南省岳陽でH1N1インフルエンザウイルスに感染して死亡しています。58歳で武漢に出張後に3月26日に発熱・高熱・咳などの症状を訴えて入院。その日のうちに呼吸困難となり、4月1日に死亡しています。


posted by 藤田 康介 at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝染病と闘う
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