2013年03月26日

上海でも風疹・結核に注意を

 26日早朝の上海市浦東エリアの大気の状況は、PM2.5は16、PM10は 28、AQIは45。こりゃもう絶好調ですね。外での運動・換気するもよし、洗濯物を外で干すのもよし。午前3時にはPM2 .5が浦東新区で9という数字も出ていました。浦東新区のサクラは今が満開を過ぎたぐらいです。世紀公園にいってお花見もまたよしですね。

IMG_3371.jpg

 さて、風疹が日本で急増していることが問題になっていますが、こちら中国でもどうやら増加傾向にあるらしく、中国衛生部が発表している2013年2月の法定伝染病報告による風疹感染報告数は2341例で、1月と比較しても11.42%の増加、昨年度2月は1001例だったので、133.87%の増加となっています。上海エリアでは、これから夏にかけて水ぼうそう・手足口病・風疹などが流行しやすいシーズンにはいるため、注意が必要です。

 風疹は風疹ウイルスが原因で、咳・クシャミなど飛沫感染のほか、便や尿に排出されたウイルスからも接触感染で感染することもありますし、胎盤から胎児へ、母乳から乳児へ感染することもあります。一度感染すると数週間から1年間にわたってウイルスを排出つし続けることもあるようですが、特に、風疹発病前の1週間から発病後5日間ぐらいの間での感染力が強いので注意が必要だとされています。一般に1〜9歳でよくみられ、特別な治療をしなくても治癒することが多いのですが、妊婦への影響が大きいのが特徴です。特に、妊娠後3ヶ月で感染すると、流産や早産、先天性奇形などとの関係があり、先天性風疹症候群とも呼ばれます。(参考:NIIDのHP

 結核に関しては、ちょうど3月24日が結核予防デ−だったので、いろいろなニュースが中国でも飛び交っていましたが、上海市衛生局によると、上海市では毎年7000例の活動性肺結核の報告があり、このうち感染性肺結核が3500例とされています。上海籍の結核感染は横ばいか減少傾向だそうですが、流動人口が多いので、こちらの感染増加が心配されています。上海市肺科医院によると、結核感染者の平均死亡年齢は55.2歳ということで、中高年成人の健康にとっても脅威となっています。

 結核感染者には、いろいろ共通した兆候があるようですが、たとえば過労や徹夜、無理なダイエットなどとも関係があります。咳や血の混じるような痰、胸の痛みが長期間続くようでしたら、近くの社区衛生サービスセンターで無料の胸部レントゲンや痰の結核菌検査を受けることができます。(『肺結核可疑症状者免費篩査実施法案』の規定では、咳や痰が2週間以上続き、喀血や痰に血が混じる場合、また直接上海市の結核指定病院に行った場合は、無料で痰の検査を受けることができます。)

 上海市の場合、中国全国でも先駆けてWHOが提唱するDOTS(ドッツ)を実施しており、予防に力をいれていますが、上海疾病予防コントロールセンター(SCDC)の報告でも、法定伝染病の死亡数では結核がトップになっているところから、対策は重要です。

 最後に、上海市内のローカル病院でもそうした法定伝染病の予防接種を受けることができます。我が家の場合、住宅地の近くに「社区衛生サービスセンター」があり、私自身も毎年インフルエンザの予防接種などを受けに行きます。そこでは予防接種の成人向けの接種・及び相談は毎週水曜日と曜日が決まっているので、利用する際は問い合わせる必要があります。子供の予防接種はまた別扱いです。

IMG_3374.jpg

posted by 藤田 康介 at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の医療事情
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/64071029
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック