2012年11月03日

上海でのED(勃起不全)の調査

 中医学(漢方)の分野では、不妊の治療で来られる女性の患者さんは多いのですが、それと比較すると、ED(勃起障害)で来られる患者さんは、意外と少ないように思います。ただ、不妊治療の問題で厄介なのは、やはりセックスレスの問題もあり、そのなかにもEDの問題がちらついていることは否定できません。

 上海市男科学研究所の調査で、上海市の1720人の40〜80歳の男性を無作為に調査したところ、EDの罹患率は49.2%になることが分かりました。人口から推定すると、少なくても230万人の中高年男性がEDである可能性があると指摘しています。

 では、EDとなった原因を検討してみると、高い血糖値がEDリスクのなかで最も高く、一方で中性脂肪に関しては、EDと明らかな相関性はなかったとしています。また、台湾の研究では、腰回りが太くなればなるほど、テストステロン(男性ホルモンの一種)の濃度が下がるという結果もでています。つまり、メタボであると夫婦生活にも影響を与えることになります。

 また40歳以上の中高年男性のうち、56.13%がすでに夫婦生活がないと答え、特に60歳以上ではさらに顕著になっている一方で、これはEDと深く関わりがあると分析されています。しかし、夫婦生活があると答えた698人のうち、39.4%がやはり何らかの勃起障害を抱えているということでした。

 経済的にも豊かになり、食生活にも恵まれている上海。だけど、その影響が様々なところで出始めているのもまた事実。なにが幸せなのか、分かりませんね。


posted by 藤田 康介 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情
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