2012年10月17日

広東省で増えるデング熱

 広東省衛生庁によると、9月に入ってデング熱の患者が増加しているようです。デング熱は、中国では乙類伝染病に分類されていますが、8月の症例数は19例しかいなかったのに、9月に入って一気に97例まで増加しました。今年に入ってからの推移をみると、1月〜8月の間では合計でも32例しか報告されてませんでしたので、秋以降の増加が気になります。

 今年のデング熱の流行状況の特徴として、上半期は東南アジアで感染して発病したケースが多かったのですが、下半期は広東省での発症例となっています。地域別では、仏山が広州よりもダントツに多いようです。デング熱は、蚊を媒介しますが、今年は仏山での蚊の密度が警戒線を越えているので、蚊対策が鍵となっています。

 一般的にデング熱の潜伏期間は3〜15日で、突発的な発熱が3〜5日続き、激しい頭痛や、関節の痛み、嘔吐、鼻血などの出血、発疹などが出てきます。人から人へは感染しないといわれていますが、蚊を媒介としているので、注意が必要です。

 ちなみに、広東省での9月の法定伝染病の状況は、エイズ発症369例(死亡84例)、狂犬病新発症16例(死亡17例)、肺結核発症9130例(死亡11例)、肝炎発症4190例(死亡3例)、デング熱発症97例(死亡0例)と報告されています。乙類感染症に関しては多い順に、肺結核、梅毒、B型肝炎、淋病、C型肝炎となっており、この合計が乙類法定感染症全体の9割を占めているとのことです。

 上海でもまだまだ蚊が飛んでいます。もう一度、ベランダや植木鉢などに水が溜まっていないか確認しておきたいところです。


posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝染病と闘う
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