2012年09月13日

三朝温泉でラドン熱気浴を体験する

 日本の「ホルミシス効果」のある温泉と言えば、2012年の温泉気候物理医学会が開催された、玉川温泉が非常に有名です。全国各地から(海外からも)癌治療に来られる患者さんが非常に多いですが、さすがに秋田県までいくのは大変ですし、玉川温泉の強酸性の温泉は刺激がきつすぎると感じる人も少なくありません。そこで、今回私が行ってきた三朝温泉のラドン熱気浴は、お湯の温度は多少高く感じるかもしれませんが、入浴法と組み合わせると非常に気持ちいいホルミシス効果を体験できるかと思います。なによりも、日本海側とはいえ、関西エリアにあるのが嬉しい。

 三朝温泉はラジウムが分解されて生じるラドンを含む温泉で、弱い放射線を発しています。低線量の放射線をからだに浴びると、新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まるというのが定説です。これがホルミシス効果といわれています。三朝温泉では被曝線量にすると、1.8マイクロシーベルト程度とされています。三朝温泉では、いずれも放射能を含みますが、ナトリウム・塩化物泉、ナトリウム・炭酸水素泉、単純泉の3種類の泉質があります。主な効能は、慢性リウマチ・神経痛・痛風・高血圧症・気管支喘息・腰痛・動脈硬化・糖尿病・消化器系疾患・肝臓疾患・冷え症・肩こり・疲労回復などがあげられています。飲泉が大々的に認められているのも三朝温泉の特徴の一つではないでしょうか。

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(のたまわりの湯)

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(のたまりの湯の浴槽)

 さて、ラドン熱気浴ですが、ここは予約制です。あらかじめ(電話)0858-43-0017に予約します。料金は30分で1000円。公共浴場の「たまわりの湯」に集合し、ここで浴衣を受け取ります。歩いて3分ほどで別施設(岡山大学病院三朝医療センター分室)まで行き、そこで簡単な説明をうけて、バスローブに着替えて、地下にあるラドン熱気浴の部屋に入ります。

 部屋には、赤煉瓦で囲まれた源泉があり、ぼこぼことお湯が沸いています。その熱気がすごく、夏場だと45℃ぐらいになるそうです。私が行った時は40℃前後、湿度は90%ほどあるので、スチームの効果がすごい。汗がどんどんと出て来ます。部屋には横になれる椅子が3脚ほどおいてあり、そこに横になります。しっかりと汗をかいたあと、再び「たまわりの湯」に戻り、温泉に浸かって終了です。かなりの汗をかくので、水分補給用の飲み物を忘れないようにということです。

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 ホルミシス効果については、いろいろな学者がいろいろな説を発表しています。この点に関しては、私の論評はしませんが、でも850年も歴史がある湯治場のある温泉に関して、その効能の善し悪しは、歴史が物語っていると思います。漢方や中医学が体にいいのか、悪いのかというのと同じで、どんな温泉でも適正に使うことが良いのではないかと思います。



【連絡】・日本温泉学会参加のため、9月6日(木)〜13日(木)まで休診します。 ・甘霖・我が愛しの上海へ
posted by 藤田 康介 at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統医学と温泉
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