2012年09月02日

進む中医治療ガイドラインの標準化体系

 TCMNのシンポジウムでもご紹介しましたが、2012年7月14日、北京で中華中医薬学会がこれまでの中医内科・糖尿病・悪性腫瘍の中医治療のガイドラインに続いて、新たに中医外科・中医婦人科・中医小児科・中医眼科・中医耳鼻咽喉科・中医皮膚科・中医肛門科・中医骨傷科(整形外科)の治療ガイドラインを発表しています。2005年から中国の国家中医薬管理局が管轄し、進めてきた標準化作業のうち、基本的な分野に関してはその体系が見えてきたような感じですね。中華中医医薬学会の分科会が具体的な作業を行ってきました。

 上海市でも、上海市衛生局により「上海市中医病証治療常規」が定められていて、中医病名や処方の基準となっています。とくに、中医病名と西洋医学との疾患名との関係は、衛生監督部門によるカルテ検査の際の基準にもなっていて、我々臨床医とは深い関係にあります。形式的すぎるという声もありますが、医療としては必要な作業かと思います。

 標準化のガイドラインが作られたことで、日頃の臨床の治療レベルを高めるだけでなく、実験などで中医学の研究を深めるのに大いに役立ちます。標準治療が作られて、初めて討論できる基盤ができ、その上から新しい治療手段が創出されてくると思います。
 
 今回は、同時に「中医古籍整理規範」の10項目も定められました。

 中国では、こうしたガイドラインを定めることで、養生・看護・治療・保健の3分野での中医学治療の体系を作ることを目指しています。






【連絡】・日本温泉学会参加のため、9月6日(木)〜13日(木)まで休診します。 
・リニューアル!甘霖・我が愛しの上海へ
posted by 藤田 康介 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学の魅力
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