2012年08月11日

立秋すぎたら西瓜は食べないという発想

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(朝の公園は、お年寄りの運動パラダイス)

 今年は8月7日が立秋でした。そのあと、上海では台風11号がやってくるなど、天気は結構荒れましたが、再び蒸し暑さが戻ってきています。考えてみれば、旧暦の七夕は今年は8月23日で、本来は立秋のあとにくるものなのですね。梅雨が終わるか終わらないかという時期よりも、こっちのほうが天気も安定していますし、実感がわいてくると思います。
 立秋以降、上海エリアでよく言われるのが、瓜類を食べるのを控えるように、ということです。西瓜を初めとした瓜類は、夏場には欠かせないものですが、立秋以降は生で食べることを控えるようにといいます。確かに、生で食べる瓜類は胃腸を冷やしますから、そろそろ予防線を張る必要があるということです。秋以降の下痢予防のためにも必要です。

 さらに、徐々に朝夕が涼しく感じられるようになってくると、陰を補うことが大切になってきます。今までのように、キュウリ・トマト・セロリなど生で食べて、熱をとるようなものから、徐々に滋陰できるものを採り入れるようにします。8月になると美味しくなるレンコンなんかもお勧めで、滋陰養血・清燥潤肺などの働きがあります。また、レンコンは鉄分が多く、鉄分の吸収を助けるビタミンCが多いのも特徴。上海では、生で食べることも多いです。
 
 そのほか、滋陰系の食べ物というと、苦みが少しありますが潤肺系の百合根やキクラゲ、山芋、クコの実などがそうです。また、夏の疲れを補うためには、カボチャ・ナツメ・蓮の実・胡桃なんかがよいとされます。このあたりは、色々な伝統食が重宝されます。

 夏場にエアコンなどで体を長期間冷やしてしまった場合、秋以降になると関節などに不快感が出やすくなります。肩こりや腰痛、関節の痛みなどを再発しやすくなるので、いつまでも夏と同じような体制で寝ているとよくありません。上海の街では、まだまだ上半身裸で歩いている人や、短いズボンやスカートを履いている女性を見かけますが、そろそろ控える必要があります。特に、寒さに冒されやすい足の裏や、背中には注意です。エアコンの温度も、外の気温と連動させながら、徐々に調節していかなければいけません。私も毎朝世紀公園へ運動に出ていますが、早朝外は涼しいのに室外機がまだ動いているお宅を見かけます。これはさすがに避けたいところ。

 また、今年はオリンピックの関係で、寝不足の患者さんが多かったのですが、秋にかけて、徐々に睡眠時間を確保するようにしましょう。夏と同じ睡眠時間では、陰を養うと言った観点でもよくなく、陽が盛んになりすぎて、ニキビや口内炎など上火になりやすいと考えます。

 季節の変わり目をいかに上手く乗り切るかは、早め早めの対策が大切だと思います。

【連絡】 ・8月19日(日)は東京でのTCMN15周年夏大会での発表のため、休診します。
・リニューアル!甘霖・我が愛しの上海へ
posted by 藤田 康介 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想
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