2012年07月24日

冬にしか山羊を食べないのは勿体ない

7月22日は大暑。大暑といえば、上海の奉賢区・金山区エリアでは山羊を食べる習慣があるのです。薬膳でとかよく言われる、山羊は「上火」しやすいから、冬しか食べないというのは正直正しくない。むしろ、夏だからこそ大補できる山羊肉を食べるべきだ、という地方もあるのです。そう、土用の丑にウナギを食べるのと何となく似ている上海で食べる山羊肉の発想です。

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 去年に引き続き、金山区の漕にある知り合いの山羊肉屋へいって、山羊肉を食べに行ってきました。S4高速道を使うと、浦東新区からでも金山まではひとっ走り。ところが、去年と同じ場所にあるかと思いきや、近所に拡張OPENしていました。おお、よく儲かっているんだ!

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 お昼過ぎに入ったのですが、すでに大入り。辛うじて端に席を確保して、ナベをつつきました。地元の人でいっぱいです。山羊と言えば、内臓も含めてあらゆるモノをいただけますが、レバーや胃などの内臓もおいしい。何れもお湯で湯がいて火をしっかりと通したものなので、熱々をいただきます。醤油だけで食べられるのはお肉が美味しいから。不思議と臭みが全然無いのです。

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 中医学の薬膳の世界では、山羊肉は温中暖腎・益気補血となっていて、虚寒系の証や疲れの解消などにいいとされています。夏ばて気味ならいいかもしれません。

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 ところで、ここでも冷たいお茶は出て来ません。飲み物として出て来たのは暖かい佩蘭(はいらん)茶。祛湿・祛暑系の代表選手で、上海エリアの農村部では夏の代表選手の決明子とともにお茶として飲みます。さすが!

 季節とともに動く食文化の魅力。これぞ医食同源の中華料理ですね。
posted by 藤田 康介 at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学の薬膳・医食同源の世界
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