(浦東の世紀公園にて)
毎年、7月中旬の小暑から8月中旬の立秋にかけての時期にやってくる「三伏天」のシーズンになりました。暦の上から決められる「三伏天」ですが、2012年の今年は、7月18日が初伏、7月28日が中伏、8月7日が末伏になります。
一年の内で、最も暑い時期で、体調管理が難しいのですが、中医学ではこの暑さを利用して、「冬病夏治」という伝統があり、陽気が盛んな時期に、冬の寒さと関係のある疾患の予防をしておこうということです。喘息や気管支炎、アレルギー性鼻炎などのほかに、関節痛や虚弱体質など冬から春にかけて多い疾患予防のポイントは、夏からというわけです。その代表的なのが、「三伏貼」で膏薬を疾患にあわせた経穴に貼ります。
「冬病夏治」に関しては、各地で様々な習慣がのこっています。上海の郊外の奉賢区では、羊肉を夏に食べる習慣もありますが、これも広義では「冬病夏治」になると思います。こういう文化が残っているのが、中国伝統医学の大きな特徴なのです。
中医学や漢方に携わっているものからすると、まさに夏本番といった実感がわいてくる時期です。鍼灸科も大忙しになります。日本では各地で記録的な猛暑になっているとニュースでみました。ある意味、昔の人の観察と一致しているのかもしれません。
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