2011年04月03日

運動して風邪を予防

 まだ上海の天気は落ち着きません。今日も風が強くて、かなり肌寒い1日です。

 こういう日は、風邪に要注意というわけですが、アメリカのAppalachian State Universityの研究で、運動することで風邪引きを予防したり、風邪になっても軽くすませることができるというのがありました。2010年11月の『British Journal of Sports Medicine』(インターネット版)に紹介されています。

 実験では、2008年の冬に1000人の成人を対象に12周におよぶ追跡調査を行いました。この調査では、秋に風邪にかかった日数は8日間で、冬に風邪にかかった日数は13日間でした。ところが、1週間に1度もしくは全然運動しない人と比較すると、運動した人の方が風邪にかかる日数が平均で46%短くなったということです。また、運動をしていたら、風邪にかかっても症状の程度が30〜40%軽くなったという結果です。

 結論として年齢に関係がなく、日頃運動することで、風邪にかかりにくくなるとしています。

 運動することで、体内の免疫細胞を活性化し、抵抗力を高めることができるわけですが、中医学的にも、運動することで肺の衛気を高めることができるので、風邪にかかりにくいと説明されます。
 風という邪気だけでなく、これはあらゆる邪気に対してもいえることだと思います。
posted by 藤田 康介 at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想
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