2011年03月21日

日本の鍼灸師の先生方

 これも何かのご縁かと思います。
 千客万来は嬉しい限りです。

 日本の東京からわざわざ日本医学柔整鍼灸専門学校のスタッフや鍼灸師の先生方が来られました。私自身が、夜の診察の時しか時間が取れなかったにもかかわらず、ご足労いただいて非常に恐縮です。ありがとうございました。1時間ほどいろいろ交流させていただきました。

 中医学をしている以上、日本の鍼灸や薬剤師の先生方との交流は日頃からあるのですが、結構、中医学系の先生との交流が多いため、日本の鍼灸の先生とお会いできて非常に光栄でした。

 東北東日本大震災の影響で、医療の世界も大変なことになっていますが、いろいろお話を伺っていると、鍼灸師や柔道整復師の先生方も、被災地でボランティアとして施術に行っておられると言うことです。

 医療機器や医薬品が被災地で不足する中、鍼灸がもし現場で使えるのなら、これはかなり役立つはずです。カゼはもちろんのこと、不眠症の治療、腹痛や便秘などの症状にも、針ならばとりあえずの応急処置はできます。

 中国では、鍼灸をしている中医学の先生が、カバンの中に鍼灸セットを忍ばせていて、鉄道や飛行機などで急病人が出たときに医師として手を挙げて治療されます。それぐらい鍼灸の世界は応用範囲が広いのです。

 日本では、昨今、就職難のあおりをうけて、鍼灸師などの資格を目指す人が増えていると聞きます。確かに独立開業できるチャンスでもありますが、数が増えすぎて過当競争にもなってきているみたいです。でも、伝統医学のすばらしさを、こうした学習を通じて知っていただければ、裾野が広がるわけですし、決して悪いことではないと思います。

 若い鍼灸師の先生からは、まだまだ治療に対して自身が持てないといったお話も伺いました。
 
 私も臨床に出たばかりのころは、果たして中医学で本当に効果があるのかいろいろ不安がありました。でも、諦めずに師匠につきながら地道に経験を積んでいくうちに、実は想像以上の効果があることが実感できるようになってきました。私の中医学の師匠、上海中医薬大学附属龍華医院の陳以平教授には、本当に感謝しています。

 日本人であるからこそ、中国人には見えない中医学に魅力を感じることができ、そしてそれを実践していかなくてはいけません。純粋な医療としての中医学の発展に、私もがんばって行きたいと思っています。

 しかし、日本でせっかく伝統医学の知識を専門的に勉強している鍼灸師の先生が、生薬を処方できないというのは(少なくとも専門学校などで勉強しないというのは)なんか間違っていると思います。伝統医学は鍼灸以外にも、生薬など内服の薬を結合することで初めて本領を発揮するのですから。
posted by 藤田 康介 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感もろもろ
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