2010年12月22日

6500人

 なんの人数だと思います?

 実は、上海で働いている中医執業医師(中医師)と中医執業助理医師の数です。2010年12月現在で、6511人いるそうです。私も妻ももちろんこの中の1人です。人口2000万人の都市からすると、決して多い数ではないと思います。

 中国では、厳密には医師と医士の2種類の医師がいます。医師とは大学を卒業して、資格をとった医師のことで、医士は専門学校卒業の場合です。つまり、中医執業助理医師のことを指します。西洋医学でも同様で、執業医師と執業助理医師に分かれています。

 上海でも、1級医院(社区衛生服務中心)には、まだ執業助理医師がいますが、試験を受けることで、執業医師になれるようにしています。大学医学部だけでは中国全国の医師の数を補うことができず、医療に対しても地域によって様々なニーズがあるので、こうした分け方をしているのだと考えられます。上海など都市エリアでは、今後執業助理医師は減ってくるはずです。

 ところで、中医に携わっている中医執業医師(中医師)と中医執業助理医師の割合は、上海の医師の数の13.41%で、やはり圧倒的に西洋医が多いことになります。ベッド数からでも明らかで、上海の総合病院のうち、中医系もしくは中西医結合系医院のベッド数は8486床あり、ベッド総数の10.29%あります。  

 上海は全国の中でも中医学関係の医療システム整備に力を入れているところの一つです。上海市内のは中医系・中西医結合系の総合病院は24箇所有り、このうち民間の総合病院が1箇所あります。また、うちのように外来だけのクリニック形式の医院は市内に259箇所あります。

 これ以外にも、公立病院のすべての中医科や中西医結合科が設置されているので、その数は膨大です。それほどまで、上海では中医学に対するニーズがあるということです。
posted by 藤田 康介 at 06:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国の医療事情
この記事へのコメント
初めまして.
北海道に住むルカと申します.
僕は上海同済大学で臨床医学を一年間学んでいましたが体調を崩してしまい中退してしまいました.
その後後悔して再来年には遼寧省内の医大へ再留学予定です.
先生のお話しがとても参考になります.
これからもブログを拝見させて頂きます.
Posted by ルカ at 2011年05月09日 20:47
ご訪問ありがとうございます。

引き続き、がんばってください!(しかし、身体が資本ですよ。無理なされずに。)
Posted by 山之内 淳 at 2011年05月10日 07:18
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