2010年12月09日

高熱による乾き・嘔吐止めの芦根(ロコン)

 上海の大きな病院の周りを歩くと、道ばたで芦根をうっている行商人の姿をよく見かけます。とくに、秋から冬にかけて売られていることが多いのですが、早速私も見つけたので買ってきました。

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 上海は三方を海に囲まれている地形もあり、芦が結構生えています。写真は、上海崇明島東灘のものですが、彼方水平線まで芦が続いている風景はかなり壮観です。

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 その芦の根っこ、いわゆる地下茎が芦根です。肺・胃経に属し、高熱による喉の渇き、胃酸がこみ上げてくるような嘔吐・悪心などにも使います。そのほか、二日酔いのムカムカにも使うことができます。

 昔の文献を見てみると、『日用本草』に、フグの毒の解毒に使えるという記載があるのですが、う〜ん、おそらく軽度の場合だけではないでしょうか。

 家庭で芦根を使う場合、一番簡単なのは写真のように煮出すことです。

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 そんなに味のするものではないですが、ただ性質的にどちらかというとカラダを冷やすものなので、そのあたりが注意ですね。
posted by 藤田 康介 at 06:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 生薬・漢方薬・方剤・中成薬
この記事へのコメント
芦根は肺胃系に属するということはつわりにもいいのでしょうか?もし、効くのでしたら妊婦にためしてもよいのでしょうか?
Posted by otobokekun at 2010年12月13日 23:03
 一般的には、妊婦のつわりには芦根は使いません。性質が「冷涼」だからです。
 私が臨床で使う方法は、生姜汁+薄いお粥を服用するやり方です。
 かなりひどいつわりの場合は、香菜と紫蘇、陳皮、砂仁、藿香(カッコウ)を鍋に煎じて、この香りをかぐとラクになると思います。一般に、醒脾法が有効です。ご参考までに。
Posted by 山之内 淳 at 2010年12月14日 15:49
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