2010年07月07日

シコン(紫根)

 今日のクリニックで、3人もの患者さんにシコン(紫草)について聞かれました。えらい専門的な質問だと思ったら、どうやらテレビで紹介されたようです。

 せっかくなので、皆さんにお見せしようと思い、うちの薬局にお願いして中医学としてのシコンの写真を後ほど掲載しますね。日本名ではムラサキともいいます。

 シコンは、中医学・漢方の世界では紫草根もしくは紫草といいます。なんてことない、うちの皮膚疾患の患者さんにはよく使わせてもらっています。とくに、アトピー性皮膚炎や湿疹の皮膚が多少赤みがかった場合、皮膚の痒みや解毒などに一定の効果があり、うちの薬局でも外用薬や内服薬によく使います。

 外用薬の代表的な薬としては、紫雲膏があります。皮膚の潤しにも使える、中医学・漢方の世界では常用される外用薬の一つです。

 中医学的な効能は、涼血活血透疹・解毒療瘡です。外用にする場合は、ごま油やワセリンを使ってつくります。内服では、はしかの治療にも使ったりしますし、泌尿器関係では、血尿の治療に白茅根などと一緒につかいます。

 ただし、性質が甘・寒ので、胃腸が弱い方は内服時は要注意。とくに下痢気味の方は注意が必要です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生薬・漢方薬・方剤・中成薬
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