私の場合、20代〜30代にかけて殆ど上海で生活しておりますので、日本のいわゆるスギ花粉症とはほぼ無縁な状態なのですが、でも春先は学会が多く、日本に戻ることが少なくありません。日本に戻った時用に、いろいろ花粉症対策を考えております。
私は子どもの頃は全く花粉症はありませんでしたが、30代に入ってからひどくなってきました。日本に戻ると、関西空港の連絡橋を渡る時から、主な症状は、鼻づまり、鼻水、くしゃみが出てきます。たまに眼が痒くなってくることもあります。奈良の実家に戻ると、全面発症になります。
というわけで、春先に日本に戻るときには、私も自分自身で様々な中医薬を処方しております。出張で移動することが多いので、煎じ薬は何かと不便ですので、前回の日本帰国時は錠剤を処方してみました。
鼻づまりに効くと言われる生薬は色々あります。モクレンやコブシの蕾の辛夷、白芷(ヨロイクサ)、蒼耳子(ソウジシ)なんかがそうです。これら生薬は、副鼻腔炎、蓄膿症などにもよく使われ、中医学の耳鼻咽喉科ではよく登場します。
上海で売られている錠剤や顆粒では、辛芩顆粒が代表選手です。成分は、細辛・黄芩・蒼耳子・白芷・防風・菖蒲・白朮・桂枝・黄耆・荊芥です。鼻水が出やすい人、くしゃみが出やすい人、特に透明な鼻水の場合はお勧めです。黄色い鼻水は適応症ではありません。
あと私の場合は藿(カク)胆丸を組み合わせています。藿(カク)香と豚胆粉が主成分です。こちらはどちらかというと、ねっとりとした鼻水の場合に使います。暑がりの熱系の場合で、胆経に熱が貯まっている場合が適応症です。
そのほか、鼻詰まり時の応急処置用として、鼻淵膏(鼻淵とは中医学では副鼻腔炎、蓄膿症のことを指します)、鼻炎貼を使います。寝る前に、ツボに鼻炎貼をはると鼻の通りは良くなります。
これで、今年の3月中旬の日本行きは乗り切れました。今年は、3月下旬にもまた日本に飛びますので、私の鼻炎セットをもって行こうと思っております。
いずれの薬も、根本的な治療ではなく、症状を緩和するためのものですので、長期の服用はお勧めしませんので、ご注意ください。中国におられる方は、かかりつけの先生とご相談ください。
花粉症には、やはり日ごろの体質改善も大切です。運動・ストレス・食生活がキーワードです。特に、食生活が乱れている人、肥満体質の人はそのあたりから調節していきましょう。太っている人は、水の代謝がよくなく、痰湿が発生しやすい体質のことが多いですので、鼻炎の症状が発生しやすくなります。
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