2015年02月04日

今後急増すると予測される中国の癌患者

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 今日の上海の大気汚染はひどかったです。PM2.5値は362㎍/㎥。再び「厳重汚染」が点灯しました。

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 これほど大気汚染がひどかったら、さすがの私もランニングなど外出を控えましたし、春節休みに入っている娘も外出禁止令。まったくもって厄介な季節に突入しました。

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(クルマの中にて)
 ちなみに窓を閉め切って、空気清浄機をつけても屋内のPM2.5値は30〜40㎍/㎥程度でした。同じ頃の東京文京区のPM2.5は11㎍/㎥でしたからね。


 最近、中国で有名人が癌で亡くなるニュースが続きました。芸能界でもまた然りです。さらに、上海の医学界でも、相次いで有名な先生が若くして癌で亡くなっています。

 すこし古いデータですが、報道によると2012年に中国で発生した癌患者の数は306.5万人で全世界の五分の一、死亡者数は220.5万人で、全世界の四分の一。数の規模が半端ではないですね。このままいくと2020年には癌による死者が300万人、2030年には350万人まで増えるだろうと予想されています。

 北京市の腫瘤防治弁公室の担当者の話では、35歳以上に関してみると、この10年間で北京市の肺癌発病率は43%増加しているほか、2006年度の中国全国の調査でも、30年前と比較して乳癌の死亡率は96%上昇し、肺癌に関してはなんと465%も上昇、さらに癌全体の死亡者のうち、22.7%が肺癌によるものだそうです。また、中国の特徴として5年間の生存率が30%程度と低いのも挙げられます。そもそも病院に行かない人も多いので、早期発見が難しく、アメリカの60〜70%と比較しても大きく差があけられています。

 大気汚染だけでなく、不健康な生活習慣、高齢化、食品の安全問題なども中国の癌発生率増加と大きく関係あるのは間違いありません。また、最近の傾向としては、癌が貧困層だけでなく富裕層へも増えてきている点です。これまで中国では癌の発生と関係のある生活環境や飲食習慣の問題は貧困層に多いとされていましたが、今後は富裕層の運動不足や栄養過多などによる問題も深刻化しています。

 これから先、癌に対してどのような対策ができるか?中国では今まさに待ったなしの状態になっていると言えるでしょう。
 
 4月までの日本と中国各地への出張スケジュールが出て来ました。↓をご覧ください。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情
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