2017年01月06日

上海市で水ぼうそう流行の季節に入っています

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 空気が乾燥し、気温が下がってくると、上海では毎年水ぼうそうが流行し始めます。
 うちの子供の通っている地元の小学校でも、秋口から水ぼうそう注意するように通知が出されていました。クラスに水ぼうそうの子供が出ると、教室が隔離状態になり、他クラスとの行き来も厳しく制限されていました。

 水ぼうそうは、水痘・帯状泡疹ウイルスによる感染で、急性の呼吸器系伝染病です。空気飛沫感染し、感染力が非常に強いのが特徴です。
  
 ウイルスに初めて感染すると、まず発熱や水痘が発症し、重篤になると脳炎・肺炎・心筋炎などを発症し、厄介なのは治った後でもウイルスは終生潜伏し続けます。そのため、免疫力が下がったときや免疫抑制剤などを使ったときにウイルスの再活性化がおこり、帯状泡疹を発症することがあります。大人でも、子供の時に水ぼうそうに罹ったことがなければ、子供などから感染して、症状が重くなることも多々あります。一方で、帯状泡疹にかかった場合でも、疱疹が完全に枯れてしまうまでは感染力があるので、これも注意が必要です。

 上海市でも予防接種が行われてはいますが、12歳以下はまだ1回接種で、13歳以上が2回接種となっています。上海市のCDCによると、上海市での子供の水ぼうそう予防接種は1995年から行われていて、自費にも関わらず、接種率は93%まで増えていますが、上海市では2013年から水ぼうそうの予防接種を受けていない、もしくは接種後5年以上が経過している子供に関して、流行状況に応じて学校単位での無償予防接種をすすめています。

 最近の上海での傾向として、すでに水ぼうそうの予防接種をしているのにもかかわらず、感染してしまう子供が増えているようで、上海市でも1歳時に接種をしたあと、再度2回目を接種する方向でCDCで検討中とのことです。今のところ、予防接種を受けていて水ぼうそうに罹ってしまった子供の症状は軽いようですが、やはり何らかの対策が必要のようですね。

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posted by 藤田 康介 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝染病と闘う