2015年02月05日

上海市でも癌発生率・死亡率トップは肺癌、男性は特に注意を!

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 中国で増え続けている癌について昨日は書いてみましたが、今度は上海市の実情についてみてみたいと思います。
 上海市疾病予防コントロールセンターの最新の数字によると、上海市で年間に新たに発見される癌患者の数は3.6万人で、このうち男性が60%、女性が40%という比率になっています。ここでもやはり男性の方が多くなりましたね。

 さらに、2011年に男女あわせて上海市で発生した癌のなかで発生率ともに死亡率ともにトップとなったのはやはり肺癌でした。喫煙率といい、生活環境の問題といい、まあ想像できる結果だと思います。新たに発生した癌の17%が肺癌と言うことです。その次が大腸癌で13%となりました。以下順番に胃癌、肝臓癌、前立腺癌となります。
 一方で、女性の場合は、乳癌が17%でトップとなり、続いて大腸癌、肺癌、甲状腺癌、胃癌となります。

 5年間生存率でみると、男女あわせての場合、上海市の数字は54.3%で、日本の58.6%と比較するとやや低め。ただ、10年前と比較すると25.8%も増えており、近年の上海市での高齢化問題を考えても、医療レベルの進化と関係がありそうですね。

 ただ、男女で分けてみると、男性の5年間生存率は46.9%、女性は62.8%で差が大きく開きます。癌の種類別に見てみると、男性の場合、5年間生存率が最も高いのが前立腺癌で、最も低いのが膵臓癌、肺癌は20.3%、大腸癌は72.3%でした。一方で、女性の場合は甲状腺癌の5年間生存率がトップで99.8%、肺癌は22.11%、大腸癌は70.1%、乳癌は91.5%となりました。人口の高齢化の影響もあるようで、たとえば乳癌の場合、10年前は診断される年齢の平均が55.65歳だったのに、いまでは58.08歳にまであがりました。

 WHOによると、癌の50%はタバコを吸わないとか、食生活に注意する、積極的な運動などで予防できるといわれています。また早期発見はとても大切で、上海市でも65歳以上を対象にした無料の健康診断や、大腸癌や婦人科検査も行われています。

 大気汚染があるだけで、健康に対するリスクは高まるわけで、そのために日本に居るとき以上にできるだけ健康な生活をおくるように心がける必要があります。

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posted by 藤田 康介 at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情