2014年03月11日

高齢化の上海、乳癌の発病も高齢化傾向

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  上海市の乳癌の傾向について、上海市疾病予防コントロールセンターがデータを発表していました。それはどうも発病年齢が高齢化の傾向にあるということです。上海でも乳癌の発病率は高く、女性の癌の中ではトップで、癌による死亡原因では第4位になっています。ちなみに、女性の癌では第2位が甲状腺癌となっています。

 詳しくみてみると、乳癌の発病は40年前は平均で54歳だったのが、2013年度のデータでは57歳になっています。また、年齢分布で見ると、20〜29歳では発病率は40年前と大きく変わっておらず、また30〜39歳では1995年以降上昇から3%程度の低下に転じている一方、40歳以上では明らかに上昇傾向にあるようです。たしかに、上海市の女性の平均余命は80歳を越えていますからね。

 とくに、近年上昇率が目立っているのは50〜59歳のグループで、40〜49歳と比較して23%高まり、さらに30〜39歳の4倍、20〜29歳の38倍も発病率が高まるとのことです。

 ただ、欧米人と比較するとまだ上海の乳癌発病率は半分程度と低く、世界全体と比較しても17%低いとのこと。

 一般に乳癌に関して、年齢や遺伝的要素意外にも、初潮の年齢が早かったり、閉経が遅かったり、出産が遅かったり、妊娠経験がなかったりした場合、さらに授乳期間が短すぎたり、タバコや肥満なども原因とされています。ただ、家族のなかでの遺伝がなくても乳癌になるリスクはゼロではありません。実際に7〜8割の乳癌患者には明らかな家族での乳癌の遺伝がみられなかったとされています。

 少しでも早期に発見できるように注意する必要はあります。

posted by 藤田 康介 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情