2013年10月19日

やっぱり歩こうではないか!

 上海もすっかりと気候がよくなって、過ごしやすくなってきました。朝晩となると、少し寒いぐらいです。上海マラソンも近づいてきて、我が家の近くにある世紀公園の周りをランニングする人は日に日に増えてきている感じです。1周5キロある公園ですから、走るのにはもってこいですね。

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(ただ、上海の徒歩通勤で一番困るのは歩きタバコの煙)

 最近、中国人は明らかに運動しなくなっています。アメリカの運動医学科学院が行った調査では、1991年と比較したときの中国人の運動量は45%も減少しているのだそうです。2030年になるとさらに減少し、51%になるのだそうです。
 成人病大国となりつつある中国では、毎年530万人が運動不足と関係がある疾患で死亡し、タバコが原因で死亡したとみられる500万人よりもさらに多いことになります。これは今後間違いなく中国の医療費を圧迫することになるのではないでしょうか。その予防には、子供のころからの鍛練が必要なのですが、中国の親御さんは殆ど関心無いのが実情なのです。

 運動することのメリットはいろいろ報告されています。
 
 Imperial College LondonとUniversity of Londonの研究では、2万人のイギリス人を対象にアンケート調査を行い、公共の交通機関や歩いたり自転車を利用して通勤する人は、クルマやタクシー通勤をする人と比較して肥満になるリスクが下がり、さらに高血圧の罹患率は、歩いている人のほうがクルマを運転して通勤する人より17%低いのだそうです。

 さらに、米国のAmerican Cancer Societyの研究では、1992年〜2009年にかけて73615名の閉経後の50〜74歳の女性に対して調査を行ったところ、毎週7時間以上歩いた人が乳癌になる割合は、毎週3時間未満歩く人よりも14%低くなり、さらに毎日1時間歩いてさらに水泳やマラソンなど強度のある運動をすれば25%低くなるのだそうです。


 イギリスの研究では、もしイングランドで人々がしっかり運動する習慣があれば、毎年7000人の乳癌患者、5000例の大腸癌患者を減らすことができ、1.2万人の心臓病患者が救急治療を受ける必要がなくなるともいわれています。また、運動不足によって寿命が3〜5年縮まるという報告もありました。

 それではどれぐらい運動するのが理想なのか。イギリスのMacmillan Cancer Support によると、毎週2時間半は早歩きや自転車などの中程度の運動を行うべきだということです。これにより、ストレスを発散できますし、睡眠もよくなり、さらに鬱病など精神疾患にかかるリスクを30%以上下げることができるだそうです。



 私本人も毎日1万歩を目指しています。世紀公園で走る時間が足りないときはなるべく地下鉄駅まで2キロの道のりを歩くようにして出勤し(往復だと4キロ)、雨の日以外出勤時は極力クルマを運転しないようにしました。とはいえ、なかなか毎日1万歩歩き続けることは大変ですね。


 上海は典型的な都市生活の街です。歩くように努力しなければ、なかなか歩くチャンスがないのもまた現実だと思います。






posted by 藤田 康介 at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情