2013年06月28日

広東省や浙江省で多い梅毒

 上海で、大学附属病院の皮膚科にいたころ、確かに梅毒に感染した症例はありましたが、そんなに多いことはないと思います。それでも、中国では人口が多いだけに、決して少ないというわけではありません。

 2012年で中国全国で報告された梅毒の症例数は44.8万例。このうち、広東省が5.1万例、浙江省が3.5万例、広東省のとなりにある広西で3.3万例とのこと。また、トップの広東省で報告されている性病は14.6万例なので、このうち約三分の一近くが梅毒だということになります。前年比と比較しても3.9%の増加。

 広東省で梅毒が多いのは、実はかなり以前から有名だったのですが、近年ならではの特徴があるのだそうです。広東省皮膚病院によると、まずは同性愛者の間での梅毒陽性率が高く、10%を越えているとのこと。また、同性愛者のうち、男性の同性愛者のほうがその割合が高くて、20%を越えるということ。そして、感染して間もないので感染力が強いと言うこと。

 広東省自体が、中国でもかなり前からさまざまな分野での「開放」が進んでいて・・・、ということなのですが、高齢化社会も進んでいて、梅毒に関しては最近では20〜45歳世代だけでなく、60歳以上の世代でも増えているのだそうです。60歳以上の退職者は時間的にも余裕があり、お金もあり、さらに彼らが集まる公園などでいかがわしい場所が作られたりしているらしい。(これは私も知りませんでした。)

 中国のビザを取得するときに、皆さん経験済みかと思いますが、梅毒の検査は市内のローカルの総合病院でも簡単にできます。

 とはいえ、まずは健全に、健全に・・・・。



posted by 藤田 康介 at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝染病と闘う