2013年06月21日

やっぱり朝食は食べたほうがいいと思う

 今日は夏至ですね。
 夏至を過ぎると、いよいよ一年で最も暑くなる三伏の季節になります。上海では針灸科がとっても忙しくなります。

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(中国の朝食時の市場は面白い)

 さて、基本的に、私のところにこられる患者さんの多くは、何らかの症状(不定愁訴も含む)をもって来られることが多いわけですが、よく質問をすると睡眠や食生活になんらかの問題があることが多い。そのなかで、朝食をどうしているか?という問題は大切だと思います。

 上海人の生活を見ていると、朝食のスタイルがどんどん崩れていて、いまや煎餅(露天でよく売っているもの)を食べ歩きという人も少なくないです。小中学生でもそういう人を見かけます。また、朝食を食べる習慣がなかったら、食べなくても大丈夫というような人も見かけます。特に若者の中国人に多い。

 朝食を食べないことにより、胆嚢にアルカリ性の胆汁が欝滞し、胆嚢が膨張、これた胆嚢炎の原因にもなります。また、胃が長時間飢餓状態にあると、胃酸の分泌が過剰になり、胃潰瘍や胃炎の原因になるほか、低血糖や肥満などとの関連も言われています。

 では朝に何をたべるといいのか?

 これも結構悩ましい問題かと思います。

 中医学的には、朝とはやっと陽気が上昇してきた状態です。まだ夜の陰気が完全に消えていない状態のなかで、まだ筋肉や神経、血管などが十分に活動できていないので、当然刺激のあるものは避けなければいけません。やはり、まず暖かいものを摂取するようにしたいです。よく冷たい牛乳・ヨーグルト・野菜ジュースを摂取している人をみかけますが、できる限り常温にしてからにして欲しいところ。

 また、牛乳・豆乳も結構かと思います。豆乳に関して、よくイソフラボンが女性ホルモンと似たような働きをするとも言われていますが、研究によると1日150mg以上のイソフラボンを、5年間摂取し続けた場合に、子宮内膜増殖症のリスクが高まり(内閣府・食品安全委員会)、日本での安全摂取量は70〜75r/日とされています。

 これが大豆製品でどの程度の量になるかと換算すると、豆乳の場合100gでイソフラボンが9r程度と言われているので、仮に300g飲んでも30rにも達しません。ほかの大豆製品を組み合わせても、そもそも加工されている大豆食品の場合、イソフラボンの流失も大きいので、総量的にもそう心配することはないです。むしろ、タンパク質や脂肪などの摂取において、身体にとっては必要だと思われます。とくに、卵や豆腐製品は胃の中に留まっている時間も長いので、午前中しっかりと活動するのにも有用です。

 また、新鮮な野菜・果物もぜひ組み合わせたいところ。野菜摂取の代わりに野菜ジュースという方もおられますが、その場合は量に気をつけて下さい。私は、基本的には食べる方がよいと考えています。

 そうすると、食パンやお粥・ご飯に豆乳・ヨーグルト・味噌汁などを組み合わせ、そこに果物・野菜類を適度に足すのがやはり無難ということになりますね。

 ちなみに、朝から小籠包や油条、こってり肉まんを食べる人もいますが、これはちょっと避けたいところ。胃腸の負担が増すだけで無く、脂肪の摂取量もオーバーになりがちです。煎餅を食べるときは、油条を外してもらうのも手です。

 私自身は、朝が4時半と起床が早いので、食べないと出勤までお腹が持ちません。(^_^)


 
posted by 藤田 康介 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情