2012年05月05日

今年の5月5日は立夏でした 肝→心へ

 最近、上海の気温は急上昇、5月5日はついに最高気温が30℃を突破しました。おかげで、スモッグも。空気の良くないときは、外での運動は控えるようにいわれています。

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 さらに、5月5日といえば、日本では「こどもの日=端午の節句」ということでしょうが、中国では旧暦ですので、むしろ立夏のほうが強調されます。ちなみに、中国の端午節は、今年は6月23日です。同じアジア文化圏なのに、端午の節句の時期がずれているのは、どうも納得いかない。。。。

 立夏ということは、暦の上では夏モード。中医学の養生でもいろいろと変化が出てくるころです。

 立夏にはいると、気温が明らかに上昇し、雷雨も増えてきます。そして、農作物が一気に生長し出します。そう、子供たちも一気に成長します。そんなとき、自然界では暑さの原因となる暑気が増え始めてきます。これが、過剰になると暑邪となり、人の元気を消耗させて夏ばての原因となります。余談ですが、太陽がしっかりと出ている時は、可能な限り子供を外で遊ばせてあげたいです。最近の研究で、近視の予防には外で遊ぶことが大事だという結果が出ています。(Lack of outdoor life blamed for high rate of myopia among East Asian kids

 最近、朝が明らかに早く明けてきます。よって、いつもよりは少し遅めに寝て、早く目覚めることを心がけます。そして、お昼の暑いときは、極力お昼寝を取る時間を確保しましょう。15分〜30分ぐらいでいいと思います。また、午後からの活動を活発にするためには、お昼寝後はすぐに起き上がらないことも大切です。すこし一服してから、活動開始すると頭がすっきりしますし、偏頭痛の予防にもなると思います。

 五臓六腑では、春では肝の働きを重視していましたが、立夏以降は、心への影響を考えることになります。暑気はが心影響を与えると、イライラや倦怠感が増すことになります。よって、楽しいことを考えたり、笑ったりすることが大切です。

 食べ物では、いよいよ瓜類や緑豆など夏系のものの登場です。中医学や漢方でも、夏場は消化器の働きが弱まるので、あっさりしたものを食べるようにといいます。その代表がやっぱり夏野菜。トマトや冬瓜、キュウリなどは代表選手で、清熱利湿・消暑系の働きがあるものを食べます。

 よく、西瓜とかキュウリは体を冷やすから食べないという話を聞きますが、それは冷蔵庫で冷やした西瓜とかキュウリを食べるからで、本来は、そういった食べ物も夏場では必要で、冷やしていないものならぜひ食べてみたいところ。決して、いつでも温野菜でいいというわけではないのです。バランスが大切です。

 ただし、気温の上昇で、細菌の繁殖も盛んになります。上海市当局も、食中毒に気をつけるように注意を呼びかけています。また、中医学的にも脾胃など消化器系が弱まる時期なので、例えば朝にお粥をたべてみるのもいいかもしれません。胃を養うのには一番いいのです。
 
 また、冷たいものの食べ過ぎには要注意を。特に、冷蔵庫から出してきたものをすぐには食べないようにしてください。これは鉄則です!!
posted by 藤田 康介 at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想