2012年03月24日

WHOのICD-11改定への中医学の動き

 WHOがICD(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)のICD-11への改定作業を行っていますが、今回からは伝統医学の国際疾病分類が加わることになり、各国が制定作業を行ってきていました。近日、この分野に関しては、中国の報道ではついに初版ができたようで、伝統医学の標準化に関して、大きく前進することになるかと思います。

 これまで使われてきたICD−10では、西洋医学の名称と定義、さらにコード名しか定められていませんでした。2008年にWHOがICD−11の制定作業を始めるにあたって、伝統医学も含まれることになり、日本・中国・韓国を中心に、中医学を起源とする伝統医学をもつ国々で作業が行われてきました。中国サイドでは、中国国家中医薬管理局が上海市中医薬発展弁公室に作業を委託され、中国全国の中医学の専門家が関わってきました。

 こちらの報道では、日本漢方や韓医学の特徴も踏まえながら、中医学の理論体系をICDの要求にあわせて制定作業を行ったとされており、140の中医学でよくみられる疾患と253タイプの典型的な証に整理し、WHOに提出したと言うことです。

 どういう過程で制定されてきたかは私は詳しくは分かりませんが、いずれにしろICDに整理されたことは、意義有ることだとはおもいます。
posted by 藤田 康介 at 10:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑感もろもろ