2011年07月24日

百合緑豆湯

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 三伏真っ只中の上海の夏。

 今朝も蒸し暑いのですが、朝食に妻が百合緑豆湯を作ってくれました。甘さの中に、緑豆と百合根のほろ苦さが美味しいですね。

 夏の医食同源、まさに薬膳の逸品です!
posted by 藤田 康介 at 07:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学の薬膳・医食同源の世界

2011年07月19日

中医臨床 2011年6月 連載『端午の節句にみる中医学の未病思想』

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 ご紹介が遅れてしまいましたが、『中医臨床』の未病シリーズの連載で、これまで取りあげていなかった端午の節句について書いてみました。

 テーマは、『端午の節句にみる中医学の未病思想』。難しい理論は抜きにして、疫病と闘ってきた古代人の苦悩を感じ取ることが出来るようです。

 アトピー性皮膚炎など皮膚疾患の外用薬で私もよく使うヨモギ。端午の節句でも欠かすことができません。

 
posted by 藤田 康介 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近の活動

健康医学7月号連載『香りの中医学』

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 ご報告が遅れましたが、健康医学の7月号が届きました。

 この号では、『香りの中医学』ということで、中医学的アロマテラピーの原点について、少し触れてみました。生薬を煎じたときに香りも、実はしっかりと薬効があったりします。

 五官で感じるのが、伝統医学なのでしょうね。
posted by 藤田 康介 at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近の活動

2011年07月18日

中医学での偏頭痛治療

 昨日のうちの中医クリニックでの日曜診察でも、偏頭痛で来られている患者さんが少なくないのですが、大抵の方は、様々な西洋医学の検査を受けられ、特に大きな異常が見つからず、どうも偏頭痛が発生するのだけど、仕方なく鎮痛剤が処方されて服用しているというパターンをよく見かけます。

 偏頭痛は中医学の分野の中でも、比較的生薬(漢方薬)の効果が高い疾患ではないかと思います。個人差はありますが、何十年とあった痛みが、1〜2週間程度の服用で大幅に減少するといったケースは、非常に多いように思います。よく、患者さんから「漢方は長く服用しないと効かない」と思われていたけど、意外に早く効果がでてきて不思議と言われますが、偏頭痛の治療ではとくにそうです。

 中医学的な弁証は、肝陽や痰湿、瘀血などから攻めるという極めてオーソドックスなパターンなのですが、鍼灸を使わなくても、痛みが治まってしまうこともあるので偏頭痛をお持ちの方は、ぜひ試していただきたいと思います。

 もちろん、痛みが酷い場合は、私も鍼灸を使いますが、多くの偏頭痛は生薬をうまく活用すると痛みは治まりやすいと思います。

 最近の私の経験では、動物系の生薬が偏頭痛にはかなりいいことも分かってきました。このあたり、もっと普遍性がないか、考察してみたいと思っています。
posted by 藤田 康介 at 06:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脈案考察

2011年07月17日

ザ「緑豆」

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 中国人の食生活をよく「医食同源」と言いますが、その背景にはやはり季節感と食との関係が密接にあると思うのです。そのときの旬の食べ物を食する幸せは、人間にとって非常に大切だと思います。

 ということで、上海市内のカルフールで見つけた一コマ。

 これだけ緑豆があれば、インパクトありますよね。

 漢方薬(中医薬)としても使う緑豆は、夏の上海人の生活には欠かせません。

 三伏真っ盛りの上海からの歳時記でした。
posted by 藤田 康介 at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学の薬膳・医食同源の世界

2011年07月16日

いのち。。。。

 先週診察した中国人の患者さん。上海でいうと、持ち家有り、マイカー有り、子供有りのいわゆる富裕層にはいる家族のご夫婦。
 最近、こういう上海人家庭が増えています。一人っ子政策の緩和で、2人目を合法に出産できるようになった上海ですが、私がいつもびっくりするのは、人工中絶をいとも簡単に決心し、実行してしまうお母さんの心理。

 様々な理由が重なり、産みたくても流産してしまい、中医学による治療にこられる患者さんが来られる一方で、自分の都合のよい時期に妊娠できなかったからといって中絶させてしまうのは、う〜ん、と思わずにはいられません。

 この日診察したある上海人のお母さんも、1人目を出産したあと、様々な理由で人工中絶を3回しています。今度は、2人目を本当に欲しいからということで、私の元に治療に通っておられますが、その前に私はぜひお寺にでもいってどんな形でも亡くなった命を弔って欲しいとお願いしました。

 豊かになってきて、モノに関しては日本も上海も大差はないような気はしますが、それでも色々な価値観や理念の違いはあります。でも、ヒトとしての根本的道徳は、同じだと私は信じています。

 ちなみに、上海人の既婚者の間では、コンドームよりペッサリーが広く普及していることもまた驚きです。
posted by 藤田 康介 at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感もろもろ

2011年07月11日

妊娠中のストレスと喘息の関係

 最近、上海でもアトピー性皮膚炎や気管支喘息の患者さんが増えているという話はたびたびここでも紹介しています。冬場に発作が起こりやすい喘息対策として、夏場に三伏貼に中医医院やってくる患者さんが多く、うちの中医クリニックもすでに大忙しになっています。

 どうして喘息が発生しやすい体質になるのかは、今でも諸説がありますが、一つ興味深いデータがありました。

 最近、アメリカのコロンビア児童環境健康センターの研究で、母親が妊娠中にストレスを感じることが多いと、生まれてくる子供は喘息になりやすい傾向にあるというのです。279人の女性を対象にした研究で、妊娠期間中にうつ病などの精神的ダメージを受けると、その子供は5歳までに喘息にかかりやすいということでした。

 ひょっとしたら、アトピー性皮膚炎などの発生も、母親の妊娠時の食べ物以外にも、精神的な要素と関係があるのかもしれません。

 いずれにしろ興味深い研究結果だと思います。
posted by 藤田 康介 at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の健康事情

2011年07月02日

「涼茶」の飲み方の注意点

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 よく火鍋を食べるときなど、飲料水代わりに例えば「王老吉」の赤い缶の涼茶を飲んでいる人を見かけます。確かに、身体を冷やす働きのある涼茶は、夏場の暑さ解消に良さそうですが、茶とはいえ効能が普通のお茶と少し違うので注意が必要です。

 一般的な注意点を書いておきます。

 まず、涼茶の処方には、生薬が使われているので、沢山の飲むものではありません。特に、冷え性の人や、下痢気味であったり胃の調子の良くない場合は避けたほうが無難です。

 また、子供や高齢者もなるべく避けましょう。子供は汗かきで、熱く感じることが多いのですが、大人の「上火」とはすこし意味合いが違います。子供の場合、いわゆる「純陽の身体」であり、冷えの刺激を受けると、身体の調節が難しく、腹痛や下痢の原因になることもあります。同様に、陽気が弱い高齢者でも問題がでてきます。

 女性も、生理が来ているときは飲むのを避けましょう。「涼茶」などで急に身体を冷やしてしまうと、寒邪が血に入りやすくなり、生理痛などの原因になりかねません。

 というわけで、冷やす性質のある「涼茶」は、決して冷やした状態では飲まないで、出来るだけ常温で、しかも量をほどほどにすることが大切です。

 もちろん、うまく活用すれば、夏の暑さを吹き飛ばす便利な飲み物になるはずです。
posted by 藤田 康介 at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学の薬膳・医食同源の世界