2010年12月16日

中医学ができる看護師のトレーニング

 う〜ん、おかしい。書いたブログがどこかに消えてしまった。ということで、再度書きます。

 2010年3月に、中国国家中医薬管理局が、中国全国の中医医院に勤めている看護師に対して、全体の7割を、中医学の知識や技術のトレーニングを受けた看護師にするように通達を出しました。

 実は、上海中医薬大学など中医学系の大学では、付属の看護学校もあり、ここで一般的な西洋医学の看護師以外にも、中医学にも従事できる看護師のトレーニングを行っています。具体的には、中医学の基礎的理論の習得や、中医薬(漢方薬)の外用薬や膏薬などを使った処置、中医学の医療器具の取り扱いなど、中医学の医療現場ではあたりまえだけど、西洋医学ではあまり使わないスキルのトレーニングです。この中には、日常の看護活動の中で、患者の舌を観察したりすることも含まれていました。特に、中医学では中医薬(漢方薬)の服用方法にも特徴があるため、『中医護理常規技術操作規程』といった規範も定められています。

 また、西洋医学の看護学校を卒業して、中医医院で仕事をした場合、3年以内に100時間の中医学に関するトレーニングを受けないといけない、ともしています。

 うちのクリニックのように、中医学がメインの場合は、そうした人材も育成する必要があり、我々にとっても大きな課題でもあります。

 ただ、近年は中国でも看護師不足で、人を集めてくるのが大変ですが。。。
posted by 藤田 康介 at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の医療事情