2010年09月06日

9月8日の白露と中医学

 まもなくやってくる9月8日は、暦の上では白露といいます。どんなに猛暑の夏でも、白露がやってくると間違いなく秋到来です。中医学や漢方の上でも、非常に意味ある節気です。

 農作物では、この時期の前後に露が降りれば稲作の収穫時期になります。朝夕と昼間との気温の差も非常に大きくなるのも特徴です。ここ上海でも、夕方はめっきりと涼しくなりました。

 昔は処暑のころは、まだ裸で寝ることができても、白露になるとさすがに冷えてくるので辞めなければいけないといわれています。

 秋になってくると、病気の種類も変わってきます。徐々に空気が乾燥しだしてくるので、喘息や気管支炎、さらに皮膚疾患も多くなります。湿疹などのほかにも、アトピー性皮膚炎の方にとっても乾燥対策が大切になります。

 アレルギーの症状を訴える方も多くなります。この時期、エビやカニ、生ものや刺激物はなるべく避けたいところです。

 とくに、中国の北方エリアでは乾燥が顕著になります。そうなると、潤してくれる食べ物が大切です。

 ご存じ、中医学の五行説では秋は金に属し、五臓では肺が関係します。従って、肺を乾燥から守ってあげることが、皮膚や呼吸器の疾患を予防する対策になります。

 このとき、よく使われる食べ物は梨。そして、人参や沙参なんかもいいですね。百合根なんかも活用したいところです。
posted by 藤田 康介 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 「治未病」という発想