2010年09月05日

上海でマラリア対策強化

 WHOが貧困対策の一環として強化しているマラリアや血吸虫の問題について、中国ではまだ根絶できておらず、大きな問題となっていますが、中国疾病予防コントロールセンターで、9月から上海でも発熱患者に対して、マラリアの検査も行うことを決め、2020年までに全世界でマラリアを撲滅する行動目標に協力するということです。

 特に、中国から貧困エリアに働きに出る人たちも増えており、帰国後のマラリアの発症がみられていて、上海エリアでも毎年30例前後のマラリア患者が確認されています。

 いまだにワクチンがないので、感染エリアでは蚊に刺されないようにすることが何よりも大切で、高熱が続いたり、規則的に発生する高熱がある場合は、マラリア原虫の検査を行うことになります。

 マラリアの治療では、実は中医学も貢献していて、昔から使われているチンハオス系薬剤(青蒿素)は、まさに中医薬(漢方薬)から抽出された成分です。比較的副作用が少ないとして、臨床の第一線で活用されています。
posted by 藤田 康介 at 07:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 中国の医療事情