2010年07月17日

蕁麻疹の抜罐治療

 最近、うちの鼎瀚(ていかん)中医クリニックでちらほら蕁麻疹の患者さんを見かけます。西洋医学の病院にいかれて、薬を服用してもいっこうによくならないという慢性蕁麻疹のパターンが多く、長い場合だと数ヶ月から数年間も症状を抱えておられる場合があります。

 そうなると、中医学でどうにかならないか、ということになります。もちろん、生薬や漢方薬をつかっても一筋縄にいかないこともありますが、結構うまく行く場合もあります。

 そのなかで、私も時々使わせてもらう治療法が、吸い玉をつかった抜罐治療法です。吸引する場所は臍部の神闕穴。5分前後吸い玉を臍に吸い付かせ、外すという治療を1度に3回ほど行います。これを3〜4日間ほど連続して行います。

 慢性蕁麻疹には様々な分類がありますが、消化吸収が弱っている脾胃虚弱の証では、この治療法は結構有効みたいです。

 神闕穴は、経絡では任脈に属します。脾の陽を高めて、体全体の陽気を高めることができます。よって、お灸では非常によく使う経穴でもあるわけですが、ここを鬱血させることは、治療の上では非常に意味があるというわけです。

 といっても、すべての慢性蕁麻疹で使えるわけではありませんので、医師とご相談ください。
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学と皮膚病